橘川幸夫放送局通信

編集室日記/ロッキングオン16号(1975年)

1975/05/25 22:49 投稿

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編集室日記/ロッキングオン16号(1975年)
1975/05/25

○月×日 日本のマークファーナーといわれている竹場元彦が率いる<薔薇卍>というグループが、マザー牧場でのロック・コンテストに出場。80グループ中一位となった。ついでに○月×日、三越屋上で優勝者発表ステージにも登場。(何んか、ウルトラマン大会みたい)

○月×日 渋谷、第3チャンネルに登場。最初声だけ流れて、<あっ、これで終りだ>と大笑いしたところ、しばらくして、下ぶくれの顔をした渋谷が画面に登場。本人いたって不満気で、カメラアングルが悪い、とかグチる。

○月×日 RO始まって以来、通算8回目位の編集会議。ああ、全くいいかげんにやっとるなあ。大体スタッフが全員集まる事さえ月に一回位しかないのだから。テキトウに相手を非難した後はスシ屋で酒。主な編集議題は女の子。

○月×日 山上たつひこが練馬でキャベツ盗んで捕まったって新聞に出てたよ、というデマが編集部内に発生。誰だ発生源は。

○月×日 橘川の<ファウスト・テープ>を持ってっちゃった人、返せ、と橘川がワメいてるよ、何しろ、いつの間にかこのレコードは中のレコードで一万円の値段がついとる。

○月×日 渋谷が生活苦のために戸越で小中学生相手の学習塾を開講。なお彼は現在、赤羽でも塾をやってる。弟や妹で入学者希望の方は渋谷まで連絡して下さい。

○月×日 岩谷、サラリーマンを退める。当分は子守り専業。渋谷は心配してるが、本人いたってサッパリしたもの。ローリング・ストーンズの翻訳だけで食ってけるのかしらん。

○月×日 受験のシーズンで、読者もアチコチで悲喜こもごも。まあ、あんまし気にしない事です。渋谷の弟、橘川の弟、それぞれ中学へ。兄貴の二の舞を踏まないように。

○月×日 松村、みんなから<おまえの原稿はゴキブリ以来つまんなくなった>と責められてイジける。酒を飲んではワケの分んない事で電話してくる。最新情報によると、新宿プロレス研究会の一同は11PMにてマッハ文朱と世紀の死闘をやる事になったらしい。(未確認)

○月×日 岩谷「ROはガロみたいでアカンな、少年マガジンにならなくては」

(編集室長 橘川幸夫)

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