あなたが、今年感謝したい人は誰ですか?
今回は、子供に本を好きになってほしいという方の相談をもとに、感謝のチカラについて解説させてもらいます。
「Q. 1歳の一人娘がいます。本を好きになってほしくて絵本をたくさん読み聞かせています。DaiGoさんがお母様に1番感謝してることはなんでしょうか? 参考にさせてください!」
僕が母に感謝してるのはやはり本をたくさん買ってくれたことです。
ちなみに、読み聞かせをする時には、インタラクティブ読書という方法をおすすめします。
ただ物語を読んで次のページに進んでいくというのではなく、絵本に出てくるキャラクターが何でそんな気持ちになったのかとか、この後どうなるだろうかというように、子供の意見を尋ねるようにする読み聞かせの方法です。
このインタラクティブ読書をすると子供の IQ が上がるのではないかということがいわれています。
ぜひお子さんに質問をしながら読み聞かせをしてみてください。
以上がDaiGo師匠からの回答でした。
今年最も後悔した買い物はどんなものでしたか?
無駄にお金を使ってしまう人は結構います。
特に、お金のない人ほど無駄にお金を使います。
例えば、コンビニに行ったついでについつい余計なものを買ってしまったりしていませんか?
ペットボトルのお水も、Amazon で安いのをまとめて買っておけば、それだけでもかなり安くつくのに自動販売機で簡単に買ってばかりしていたり。
ぼくたちの出費のメインを占めているのは、大きな買い物というよりは小さな買い物をたくさんしていることで、いつのまにか結構な金額が出て行っています。
これを減らす方法があります。
そんな無駄遣いを減らす方法とは「感謝の体験を思い出す」ということです。
人間の感謝の感情には、衝動買いを抑えて、長期的な目線でお金を考えることができるようになる効果があります。
つまり、感謝の気持ちは人間の金銭感覚に影響を与えます。
人間の感情と金銭感覚についての研究を見てみると、感謝したい出来事を思い出しただけで金銭感覚が修正されて、今目の前にある小さな誘惑やどうでもいいことにお金を使うのではなく、そのお金を将来の本当に大切なことのために使うという心理に変化していたということです。
お金を使う判断をする時には、その感謝したい3つの出来事を思い出せるようにしておいてください。
実際にお金を使う時には、その感謝したい出来事について思い出してもらい、それから判断するようにしてください。
これだけでも余計な無駄遣いはかなり減ります。
目先の欲望を我慢する効果もありますので、これは衝動買いだけでなく、ダイエットでも禁煙でも使うことができるテクニックです。
欲望に負けて自分をコントロールできそうになくなってしまう時には、それを無理やり抑えようとするのではなく、過去の感謝できる思い出を振り返ってみてください。
ちなみに、自分が無理やり抑えようとすると、そうでない時よりも2倍も誘惑に負けやすくなります。
ダイエットであればいつもの2倍も食べてしまい、お金であればいつもの2倍余計なものを買ってしまいます。
自分を抑えようとするのではなく、感謝できる事を思い出しましょう。
無駄な欲求で後悔しないためのおすすめ
多くの人が目先の欲求に負けたり値段や価格に振り回されています。
こちらはお金を使う時に人間の脳にどんな反応が起きていて、人がお金をうっかり出してしまう時や出さない時にどんなことが起きているのかというようなことを教えてくれる本です。
お金で損をしたくないという人にはとてもおすすめの本です。
MIND OVER MONEY―――193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
人間の感謝の感情についてさらに深く学ぶためには、こちらの本も参考になります。
「感謝」の心理学 ~心理学者がすすめる「感謝する自分」を育む21日間プログラム
感謝の感情がすべてを解決する
「社会的感情」
現代人のほとんどは自制心や集中力が足りないと悩んでいますが、およそ9割の人は自分をコントロールすることができません。
自分を抑えようと無理をしたりしなくても、自然と人生がうまくいく方向に進むのが社会的感情です。
「感謝」「思いやり」「誇り」という3つの感情です。
今回は、感謝の感情について解説させてもらいますが、これは人生におけるあらゆる問題を解決してくれます。
・集中力がない
・学校や仕事の成績
・目先の欲求に弱い
・ローンやギャンブル
・人間関係の改善
・アンチエイジング
・ケアレスミスが多い
・計画的行動
・落ち込みやすい
・嫉妬深い
・収入アップ
・貯金が貯まる
・性格が良くなる
・ストレス減
・カップル関係
・超痩せる
・快感と幸福
・運動習慣化
・カリスマ性
・自信と余裕
・職場改善
・鬱対策
・コレステロール値
・スランプ対策
本当はまだまだありますが、感謝に秘められた効果を具体的に紹介していきます。
皆さんは最近誰かに感謝の気持ちを伝えましたか?
感謝は当たり前のことと考えているのが危険です。
「感情予測の罠」と言われますが、人は未来の自分の感情を予測することはほぼ不可能です。
例えば、お金持ちになったらとても幸せだろうと思っていても、実際にお金持ちになってもそれほどの幸せを感じることはできません。
逆もあります。
ポジティブな感情だけでなくネガティブな感情でも同じです。
失恋したり離婚したりすると落ち込むと思います。
多くの人がもう二度とあんな素晴らしい人とは出会えないと嘆き苦しみます。
ところが 、1年とか2年経つともっと素敵な人と付き合っている人の方が多いです。
人は未来のポジティブな感情を予測することも苦手ですし、ネガティブな感情は未来もずっと続いていると思い込んでしまうわけです。
このせいで人は感謝の感情を軽視してしまいます。
感謝の感情を感じた時に、どれくらい自分が幸せな気分になるのか?
相手に感謝の気持ちを伝えた時に、相手がどれくらい喜んでくれるのか?
これを予測することができません。
感謝の力を軽く見ること自体が大きなリスクです。
感謝の感情で行動が変わる!
感謝の感情は、今起きたこと、あるいは、誰かにしてもらったことに対しての感情なので、過去に向けた感情だと考えている人が多いですが、実際には、感謝は「未来への感情」です。
確かに、今目の前で起きていることや過去に起きたことに対しての気持ちではありますが、感謝の感情によって、未来に向けての自分の価値観や行動が変わるということが様々な研究で示されています。
ですから、どんな些細な事であっても構いません。
皆さんが誰かに感謝の気持ちを伝えれば伝えるほど、自分の価値観と行動がいい方向に変わっていきます。
人に上手に助けてもらうことができる人は、人間関係も人生も良い方向に進むとよく言われます。
人は助けてもらったことに対して感謝の気持ちを伝えると、自分自身の価値観と行動が変わり未来がいい方向に変わります。
感謝の感情は自分自身の未来の変化につながります。
誰かに感謝の気持ちを伝えると、仕事でも勉強でもやる気が上がります。
やる気が変われば未来の行動に対しての変化が起きます。
次の行動や次の人生の決断に対して良い影響が出てきますので、これが積み重なることによって人生が変わります。
これが感謝の効果のメカニズムです。
感謝の感情で長期的な利益
人は誰でもいつでも「目の前の小さな利益」と「未来の大きな利益」のはざまで戦っています。
大抵の場合、人は小さな利益の方を求めるようにできています。
ただ、欲求に抗う力がなければ当然人間は成功しにくくなります。
この短期報酬を回避できるのが感謝の力です。
感謝することによって、短期的な報酬ではなく長期的な報酬に欲求を感じるようになるということが確認されています。
感謝の気持ちを伝えるというのは、その人との関係を維持したいという気持ちがそこにあります。
長期的な利益に目を向けて相手といい関係を作ろうと考えているわけです。
人間は相手との関係性を認識すればするほど、目の前の小さな利益に抗うことができて、長期的な利益を選ぶことができるようになります。
感謝の効果はまだまだ他にもあります。
ここから先は、人間関係の中でどのように感謝の気持ちを伝えれば良い方向に変えていくことができるのか、時間もかけず簡単に感謝の力を鍛えていく方法までいろいろと紹介していきます。
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