あなたがつい惹かれてしまう人はどんな人ですか?
今回は、脈がないような気がする相手にどうアタックすればいいのかという相談をもとに、自分の魅力を高めてモテるようになる上に給料まで高くなる「人たらしの心理学」について解説させてもらいます。
「Q. 男子学生です。好きな女性がいて1度だけ遊びに行きました。
好きな人はいるのか聞いてもいないと言われ、なんとなく雰囲気から脈がないような気がしています。
どのようにアタックすればいいでしょうか?」
男はバカな生き物ですから「どのようにアタックしたら付き合ってくれるだろうか?」ということで悩みます。
まず、その思考をやめた方がいいです。
なぜ脈がないように感じるのか、なぜアタックしてもうまくいかないのか、その理由は自分に魅力がないからです。
どうすればいいかといえば簡単です。
まずは自分の魅力を高めることです。
体を鍛えてみたりファッションの勉強をしたり、ネットで調べたりできる方法を使えばお金もかかりません。
アタックの仕方で女性の態度が変わったりはしません。
女性はそんな薄っぺらいところを見ているわけではありません。
これは学生でも社会人でも同じで、まずは自分の魅力を高めることです。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
人たらしの心理学
人たらしというと誤解を与えますが、人間関係を良くする力とか、人を魅了する力が高い人ほど収入が高いわけです。
つまり、給料を高くするにはどうすればいいかというと、人を魅了できるような人になればいいというわけです。
俳優さんとかエンターテイメントで活躍する人の持っている力というのは、ビジネスにおいても、人を上手に巻き込む力とか、カリスマ的に人を魅了する力となって給料のUPにつながります。
資格をとったり、コツコツがんばれば給料が上がると考えがちですが、そうカンタンではありません。
一番手っ取り早いのは、人たらしになることです。
甘えるのが上手い人も一種の人たらしです。
間違わないでほしいのは、ご機嫌取りとは違います。
そうではなく、自分の魅力でたらしこむような感覚を持って人と接していかないと、給料も上がらないということです。
人を魅了し、たらしこむ能力を上げていきましょう。
テキサス大学のサム・ゴールドさんの研究によると、800社、5,000名を対象に調査した結果、人をたらしこむ能力が高い人ほど高い給料をもらっているということがわかっています。
更に、リストラされにくいこともメルボルン大学の研究でもわかっています。
これはコミュニケーション能力とは違います。
ミステリアスな雰囲気をまとって人を惹きつけてもいいし、喋るのが得意ならそれで惹きつけてもいいし、大勢の中では目立たないけど1対1で話すと魅力的とかでもいいわけです。
その人なりの人たらしになればいいということです。
あらゆる自分の特性を使って人を惹きつけましょう!
「行動的であれ」
上司に気に入られる部下とは、仕事においてのある特性が上司からの評価を良くするということがわかっています。
それは、行動的な部下だったということがイリノイ大学の6ヶ月間の研究でわかっています。
たくさん動いているということを見せることが大切です。
縁の下の力持ちになってはダメです。
他人の成果も自分の成果のようにしてしまう方法もあり、
「あの人はこういうことをやってまして、この人はこういうことをやってまして、私はこういうことをやって・・・」といった感じで、まとめて報告することによって評価が上がります。
いい報告をする人は評価が上がりやすいです。
逆に、悪い報告を持ってくる人は、それがその人のせいではなかったとしても評価が下がります。
良い報告は接点を多くした方がいいので、普段はメールだけど本当に良い報告のときだけは面と向かってするとかもおすすめです。
そして、言葉と行動のポジティブさの両方が大事です。
ポジティブなことしか口に出さない上に、行動力があって積極的な人ほど、仕事で成功しやすくなるということがわかっています。
これはよくある自己啓発のようにポジティブな言葉さえ言っていればいいということではありません。
ポジティブな言葉遣いと積極的な行動力が成功に寄与する影響について調べた研究によると、給料増加の54%と昇進の37%、そして、仕事の満足度の37%を予測することができたとされています。
ポジティブな言葉遣いと積極的な行動力が組み合わさると、こんなにも将来成功する可能性が高くなるということです。
ちなみに、暴飲暴食をすると身体的な機能が50%も低下するという研究もありますので、年末年始の食べ過ぎや飲みすぎにはくれぐれも気をつけてください。
「創造的であれ」
創造性も大事です。
イメージ力があるほど年収が上がります。
カナダのコンコルディア大学の実験で、創造性のある人とない人を比べると1.48倍も年収が違うということがわかっています。
副業や趣味が創造力を上げてくれます。
創造力を上げてくれるような楽しい副業や趣味をしましょう。
どんなことでも結構ですので、今までにしたことがないちょっと不安を感じるようなことをしてみると創造性が高まります。
お金の使い方も大切です。お金もより創造的で他の人がしない使い方を考えてください。
そして、創造性のためには読書も書かせません。
3歳から5歳の子供19人を対象にした実験を見てみると、これは小規模ではありますが、読書を行った後に子供たちの脳を MRI でスキャンしたところ、脳の創造性に関わる領域が大きく活性化をしていたということが確認されています。
普段から読書をしている子供の方が創造性が高くなるということです。
大人でも読書をすることによって創造性は高まりますが、この創造性が高くなるということは、新しいことを考えたり新しいことに適応していくためには絶対に必要な能力ですから、そこにはやはり読書は欠かせないということです。
発想力や創造性で測ることができる頭の良さを持っている人は、もともと人が群れを成して生きていた頃からその集団の中で必要になる人でした。
その人がいることでみんなの生存のために役に立つという存在でした。
もちろん、肉体的な力が強く生存能力が高い人も求められるわけですが、どちらかと言うと、情勢が不安定な世の中では力が強い男性の方がモテて、今のように平和な文明社会になってくると、やはり頭がいい人の方がモテるということになるわけです。
そういう意味では、イケメンに勝ちモテるようになるためには創造力を高めることが唯一の道なのではないかと考えられます。
「夢中であれ」
何かに熱中する力はとても大切ですし、何かに没頭する力というものは素晴らしいものだと誰でも考えると思いますが、相手の話や行動に熱中する力が重要です。
相手が行なっている行動やアイデアなどに熱中することができる力のことです。
これができると、自然に相手に対する褒め言葉も出てきますし、コミュニケーションも増えていきます。
相手が話していることやしていることに対して、瞬間的でも構いませんので熱中して興味を持つということができるだけで、相手はとても良い気分になります。
これにより、カリスマ性が高い人は、たくさんの目上の人やいろいろなジャンルのトップレベルの人を味方につけていきます。
最近では会話をしていても、自分のスマホが気になってしまったりすることも多いのではないかと思いますが、相手との会話や相手のしていることに熱中することを意識してもらえれば、これだけでも皆さんの印象はかなり良くなります。
これがわかっていてもなかなかできないという人もいると思います。
相手に対してなかなか熱中できないという人は、マインドフルネスや集中力を鍛えてもらい、相手の話をできるだけは覚えておこうとしたり、相手の話していることやしていることと自分が既に知っている知識とを結びつけて考えるようにすれば、それを相手との共通点として使うこともできますし、相手の話に退屈することなく興味を持って聞きやすくなります。
傾聴のテクニックを学んで、聞き上手になるということはコミュニケーションから最大限のメリットを得ることにつながります。
マインドフル・リスニングという瞑想のようなスタイルで相手の話に集中するという方法があり、それについて学ぶのであればこちらの本がとても参考になります。
ハーバード・ビジネス・レビュー[EIシリーズ] マインドフル・リスニング (ハーバード・ビジネス・レビュー EIシリーズ)
ここから先は、さらに皆さんの魅力を高めて人を惹きつけるための心理学について解説していきます。
ぜひ続きもチェックしてみてください。
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