自分以外のために
あなたは何ができますか?
今回は、保護猫活動を続けるために何が重要なのかという相談をもとに、猫にまつわる心理学をまとめてみたいと思います。
今猫と一緒に暮らしている人もこれから暮らしたいという人も、また、保護猫活動に関わっている人も参考にしていただけたらと思います。
Q. 「DaiGoさんが保護猫活動を続けるのに重要だと思うことを教えてください。」
この相談に対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りです。
お金回りを良くすることだと思います。
いわゆる保護活動というものは、やはり、それが動物でも人間でもお金がないと助けることができないという面があります。
ですから、思いだけではなくちゃんとキャッシュポイントを作ることが大事だと思います。
そして、自分が正しいと思うことをしているのであれば、他人に何かを言われても気にしないことが大事です。そのためのメンタリティを整えることが必要です。
特に、慈善活動というものには無駄に叩いたり足の引っ張り合いのようなものもあるでしょうから、だからこそ重要なのはちゃんとお金が回るプログラムを作ることです。
誰になんと言われようと自分はもっと多くの猫を助けるためにお金を稼いでいるのだから何が悪いんだと、堂々と言い切れるだけの状況を作ることが重要だと思います。
お金を稼ぐことを悪のように言う人もいますが、お金がなければ誰も助けることはできません。
慈善活動で儲けることはとても良いことだと思います。
人が喜ぶことをしてそれで儲かったら、もっと人を助けようとするでしょうから、慈善活動こそ儲かる仕組みを大切にするべきだと思います。
日本ではとかくお金を儲けること自体が悪のように言われますが、海外では、慈善事業とは、みんなが幸せになるためのことをするもので、みんなを幸せにしてお金が儲からないということがあるわけはなく、もしそうだとしたら、それは誰にも求められていないということだと考えられています。
ということでした。
大事なものがわからない人ほどお金を稼ぐことを批判する!
保護猫活動にかかわらず、師匠も言っていたように、ボランティアがお金を稼ぐことに対してやたらと批判をぶつけてくる人たちがどうしても一定数います。
Dラボで師匠が紹介している時間富豪のシリーズでも、お金よりも時間を重要視することの大切さを解説していますが、お金よりも大事なものがあるということと、お金を稼ぐことやその能力は全く別の問題です。
お金が全てだと思ったり時間よりもお金が重要だと思わなければ、お金を稼いでも何の問題もありません。
お金を稼ぐ過程の試行錯誤で学ぶことはたくさんありますし、お金をたくさん稼いでいても、それは自分の大事なものを守るためのものだとちゃんとわかっていれば何の問題もないわけです。
お金よりも大事なものがあるからお金はいらないというような考え方は、ハッキリ言って、それはいざという時に大事なものを守ることができない人たちの特徴です。
お金を稼ぐことは汚いことだと言い続けて、万が一の時に自分の大事なものを守るためのお金を稼ぐ能力を鍛えていなかったために、実際に大事なものを守ることができなかった時に、このような人たちは「世の中はなんて不平等なんだ」「お金よりも大事なものがあるはずなのにお金を持っている人たちはみんなズルをしている」ということを言い始めます。
そんなことはありません。お金を持っている人たちはちゃんと現実を見ているだけです。
猫の保護団体でもよくあることですが、このような慈善事業やボランティアでお金を稼ぐとなぜか批判されます。
これもはっきり言って不思議な話です。
例えば、猫の保護団体が猫カフェを作ってとても儲かったとします。それによって、よりたくさんの保護猫を助けることができるシステムを作っていけば救える命も増えていくのに、一部にはそんな慈善事業やボランティアでお金を稼ぐことはけしからないことだと意味不明なことを言い出す人がいます。
慈善事業もよりたくさんお金を稼いで、よりたくさんの命を助けたりすればいいわけです。
このように大事なものが何なのかがわからない人ほどお金を稼ぐことをやたらと批判します。
海外では慈善団体はたくさんの資金を持っています。これも大事なものを守るためにはお金が必要だということが分かっているからです。
そもそも多くの人に感謝されるような活動をしていれば自然と寄付も集まるでしょうし、誰でも自分に対していいことをしてもらったら喜んでお金を出すのも当たり前です。
自分が応援したいと思う人や団体に対しては人は喜んでお金を出すものです。
それがないというのは単なる自己満足であり、誰の役に立つこともできていないのでお金が集まらないわけです。
これはそれが駄目だということではなく、だからこそ工夫するべきだということです。
これは悲しいことですが貧しい人ほど現状を正当化しがちだという研究もあります。
お金がない人ほど現状を正当化する傾向が強くなるので、それによって貧乏から抜け出すのが難しくなるということです。
「お金がなければ大切なものは守れないことを知りましょう!」
保護猫活動で睡眠の質が向上!
2010年に行われた4050人のアメリカ人を対象にした調査によると、ボランティア活動や寄付活動などの慈善活動を行っている人は、睡眠の質が高かったり不安感が少なくなり友達が多くなるということが示されています。
特に慢性痛に対する効果も確認されていて、ボランティア活動や親切な行為をすることの医療としての効果を採点しています。
医療としての効果を10点満点で採点した場合、糖尿病などに使われるインスリン注射は9.5点ぐらいだそうで、アルツハイマーに使われる処方薬の効果は0.5点ぐらいだそうです。
この採点方法に照らし合わせて考えると、他人に親切にしたりボランティア活動や寄付活動を行うことによる慢性痛に対する効果は、なんと7点ぐらいもあるそうです。
ですから、実際に薬を使うことを超える可能性があるぐらいのレベルで慢性痛に対する効果があり、それに加えて、睡眠の質が高くなったり人間関係が良くなったり、不眠の原因になるような不安感が減少するということも分かっています。
そう考えると、保護猫活動に取り組んだり協力することで睡眠の質を上げてくれる可能性は十分にあると思います。
これから猫と暮らすあなたに起こる心理的変化とは
ストレスが減り、血圧が下がり、病気・うつリスクが低下
早寝早起き&健康的になって長生きできる
帰宅が早くなり自分の時間を大切にできる
心が折れそうなとき支えになってくれる
その命で、懸命に生きることを教えてくれる
猫たちにまつわるおすすめアイテム
DaiGo師匠の愛用猫アイテムやおすすめ本を紹介しておきます。
猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで
猫的感覚──動物行動学が教えるネコの心理 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
ここから先は、さらに猫と暮らしたり猫のために自分のできることをしたくなる心理学について紹介していきます。
知りたい方は続きをどうぞ。
コメント
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Q. 「DaiGoさんが保護猫活動を続けるのに重要だと思うことを教えてください。」
A. 僕は猫をはじめ、ペットを飼っていませんが、以前、児童福祉の仕事をしていた時、その子どもたちが異様に猫などのペットを求めていたことを思い出しました☆
親のいない子どもたちにとって、「癒し」となったり、「友達」というような存在にもなり得るようです( ¨̮ )
しかし、親から厳しくされてきた(例えば、親に叩かれるなどが日常的にあったなど)子どもたちは、自分の思うようにいかなかった場合、猫などに対して、同じように厳しくするような面も持ち合わせていました。
甘えて求める一方で、自分の思い通りに行かなくなると、厳しく冷たくあたる。
今思い返してみると、【不安型や回避型の愛着スタイル】が、そのまま猫などのペットに向かっていたのかな、と思います(><)
<参考動画>
・10の行動であなたを外向的に変える「性格改造の科学」(2019/2/9)
親のいない子どもたちにとって、猫などのペットは明らかに「希望の光」だと思います。
なので、その光を与えた上で、これまで培ってきてしまった「不安型や回避型の愛着スタイル」を改善する方向を持たせながら、児童福祉の子どもたちに当たるということも、猫と子どもたちの双方のメリットになる一つの保護猫活動になるのかな、とか、考えました( ¨̮ )
ボケット(@小学校の先生)