あなたは恋愛とは何だと思いますか?

あなたにとっての理想の恋愛関係とはどんなものですか?


今回は、現実の恋愛に疲れて2次元にハマって、その方が楽だと思ってしまっている方からの相談をもとに、恋愛依存症についてまとめてみたいと思います。

Q 「現実の恋愛に疲れて二次元にハマっています。今の方から気楽なんですがダメだと思うので3次元に戻ってくるにはどうしたらいいでしょうか?」


という相談でした。

皆さんの周りにも2次元や2.5次元、芸能人やアイドルに恋をしてしまっていると言っている人はいませんか?


これに対してのDaiGo師匠の答えは以下の通りでした。


まずはっきり言います。

2次元は恋愛ではありません!

2次元の恋愛から3次元の恋愛に戻るにはというようなことを言われていますが、それは恋愛というものを間違えています。


2次元の世界では、相手が何か反応を返してくれるわけでもありませんし、その反応全て自分の思った通りにコントロールすることができるものです。

恋愛というものはそういうものではありません。


恋愛では相手のことを理解してあげないといけないし、自分の子ども理解してもらいやすくコミュニケーションしなければいけません。

自分の感情も相手にわかってもらわないといけないし、相手の感情もわかってあげないといけません。

そのやり取りがない時点で、それはもう恋愛ではありません。


もちろん、それはエンターテイメントとして好きなのはいいですが、それは恋愛とは呼びません。

双方向のやり取りもないし、お互いの感情を理解し合う必要もないので恋愛ではありません。

そもそも自分が今までしてきたことは恋愛ではなかったとセットしてもらい、ちゃんと恋愛のことを考えた方がいいと思います。


アイドルや芸能人に恋をしているということを言う人もいますが、これも全く同じで恋ではありません。

それは一方的な思いですから、言い方は悪いですが一方的な感情という意味ではストーカーと変わりません。

恋愛というものは、相手の感情が自分に向いてきたことを理解して、自分の感情も相手に伝えるということが大事になります。


そういう意味では、例えば、ヒモ男やホストと付き合っているという女性がいたとして、そのだめ男はその女性に好き放題言ってお金の無心をしたりしている状況で、自分の気持ちを相手はわかってくれないし、相手が何を考えているのか自分もわからないというのであれば、それはもう恋愛が終わっています。

もはやそれは恋愛とは言いません。


2次元やアイドルに恋をしたというようなことを言っている人は、おそらく恋愛依存にハマっています。

そういう人は恋愛依存について学んでみてもらえると、自分がしていることが恋愛依存だということに驚き気づくことができるでしょう。

結局問題なのは、それを好きだったりすることや対象になるものが悪いのではなく、自分の心構えの問題です。


ということでした。


意外と多いし他人事ではない恋愛依存症

今回の相談者の方もおそらく自分が恋愛依存症だとは全く思っていなかったのではないでしょうか。

自分がしているのは恋愛であり、その対象が2次元になっているということが問題なだけで、まさか自分が恋愛依存症だとは考えてもみなかったと思います。


恋愛依存症と言われると、自分は恋愛依存症にはならないとか、自分には関係のない話だと思う人も多いとは思いますが、恋愛依存症というものは決して珍しいものではありません。

自分には関係ないと考えず自分事として考えていただけたらと思います。

恋愛で拗らせている人自体も結構多いでしょうし、多くの人が恋愛依存症になり得ます。


若い人は4人に1人が恋愛依存症になっているというデータがあるぐらい恋愛依存というものはかなり根深い問題になっています。


もちろん恋愛のピークは20代の頃とされていますので、それらを除く幼い年齢の人たちや年配の人たちを加えて全体人口で見ても3%から10%ぐらいの人たちが恋愛依存症になっていると言われています。

これが恋愛のピークである20代の頃には25%を超えるとも言われているわけです。


この数字はノースダコタ大学などが行った研究による統計ですからアメリカでの数字ではありますが、日本ではもっとひどいのではないかと思います。

日本人では不安を感じやすい人が結構多いですから、恋愛依存に苦しんでいる人はもっと多いのではないかと推測することができます。

ですから、これは結構身近な問題なんだと考えていただけたらと思います。


今回は、そんな恋愛依存にならないために、そして、苦しい恋愛にしがみつくことがないようにするための方法を解説させてもらいたいと思います。

 

恋愛による不安で拗らせる人

恋愛依存までにはならなかったとしても、恋愛のせいで仕事にならなかったり集中できないということは珍しくないと思います。


これは恋愛初期には起きづらいものです。

女性の場合であれば恋愛を始めることにより女性ホルモンが分泌されやすくなり、それによりスタイルが良くなったりやる気が出るということが多いですし、男性の場合であれば、女の子にモテると思い一生懸命仕事したりするなどポジティブな面が多いです。


ところが、付き合っている中では、彼女が機嫌が悪いから仕事に集中できないとか、彼氏が帰ってくるのが遅いので、仕事と言いながら遊んでいるのではないかと不安で自分の仕事が手につかないということも起きてきます。

このように自分の中でネガティブな問題を勝手に作ってしまっている人がいます。

このような拗れてしまうタイプの恋愛も恋愛依存に含まれます。


この恋愛に関する非合理的な思考にどのように対処すればいいのでしょうか。

今回の内容は、男女関係によりメンタルに悪影響が出てしまう全ての問題に対してのものですし、そんな可能性のある全ての人に理解しておいてもらいたいものです。

 

いい恋愛と悪い恋愛、いい夫婦関係と悪い夫婦関係

まず、恋愛をしていて苦しいと思った時には、それは恋愛依存だと考えた方がいいです。

実は、いい恋愛と悪い恋愛、いい夫婦関係と悪い夫婦関係を綺麗に区別することができる指標があります。


それは人間関係の増減です。


いい恋愛関係やいい夫婦関係ができるとお互いに安心感が生まれます。

そんな良い関係が生まれると自分のことをどんな時も味方してくれる相手ができます。そんな相手ができると人間関係において自信を持つことができるようになります。

つまり、自分のことを認めてくれる人がいていざという時に頼りになる人がいると考えられるようになるわけです。


そうなると自然と人間関係が広がっていきます。

色々な人と堂々と会話をすることもできるようになるでしょうし、周りの目を無駄に気にすることもなくなり人間関係も広がるわけです。


実際に、若い頃に恋愛を豊富に経験している人の方が、人間関係において堂々と行動することができるようになるし、人間関係におけるトラブルを抱える可能性も少ないということも分かっています。


要するに、恋愛というものは人間関係のための訓練にもなっているということです。

にもかかわらず、恋愛関係において残念な方向に進んでしまう人は、人間関係においても残念なことになってしまう可能性が高いということです。


悪い恋愛や悪い夫婦関係になると、お互いに人間関係を制限するようになってしまいます。


例えば、当然夫婦の時間や一緒に子育てに取り組む時間も大切ではありますが、旦那さんが子育てをするかどうかという問題と仕事上の人間関係とは全く関係がありません。

付き合っている時に彼女の男友達が気になって男がいる飲み会には行ってほしくないというようなことを言う人もいますが、それも恋愛の問題と人間関係の問題は全く別の話です。


恋愛関係の崩壊の指標は「人間関係の縮小」です。

 

恋愛における2人の関係の善し悪しを見るのであれば、お互いの人間関係の状況を見れば良いということです。

お互いの友達や人間関係をシェアして、互いに人間関係を広める方向に進めば、恋愛関係や男女関係は崩壊しづらくなります。


これは当然ですが、お互いの周りの人間関係が繋がっていて、そんなたくさんの人間関係の中に自分たち2人の関係があるという状態になるので、自然とその関係を大切にして維持しようとするはずです。


ところが、これが2人だけの関係となると、何かあればそれを簡単に捨てることも出来ますし、容易に崩壊しかねないわけです。


ですから、タレントさんや有名人など特殊な事情がある場合を除き、周りに対して付き合っていることを隠す人とは絶対に付き合ってはいけません。

彼女がいるのに彼女がいるということを隠して周りに言わない人もいると思いますが、特殊な事情がない限りは付き合わない方がいいとは思います。


人間関係をシェアしてくれるかどうかということや、付き合うことによって人間関係が増えるかどうかということが男性でも女性でも大切です。


例えば、女性であれば、結婚して家事が大変だったり子育てが大変だったりするのも分かりますし、それに対して旦那さんに協力を求めるのも当然だと思いますが、そこから旦那さんの仕事関係の付き合いや友達との付き合いを制限するようなことまで言ってしまうと、それは自分から関係を崩壊する方向に進めていることになります。

 

若者の4人に1人は恋愛依存

2019年にノースダコタ大学などの研究チームが、恋愛依存症に関する様々な研究をもとに分析を行ってくれています。

恋愛依存に関する研究というものは非常に難しいもので、自分が恋愛依存症になっているかどうかということには気づきにくいものですし、自分の恋愛に対して客観的に見れる人はそうはいません。

恋愛依存症を明確に裏付けることができるテストがあるわけでもないので、それについて科学的に明らかにするというのはなかなか難しいものだということです。


<恋愛依存の定義>

まずは恋愛依存の定義についてですが、どのような状態に陥ったら恋愛依存と考えることができるのかということもこの研究の中では教えてくれています。


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恋愛依存症 - 苦しい恋から抜け出せない人たち

こちらの本を読んでいただけると恋愛依存にも色々なタイプがあるということを理解できると思います。出会いに連絡があり


恋愛依存症には色々なタイプがあり、依存の仕方にも人によって違いがありますので、定義するのはなかなか難しいものではありますが、大まかな共通点もあり一応定義してくれています。

「1人以上の恋愛相手に対する不適応で過剰な関心によって特徴づけられる行動パターン」


これが恋愛依存症です。


恋愛依存と言うと一途なイメージがあります。

彼氏のことで頭がいっぱいだとか彼女のことしか考えられないというようなイメージがあると思います。


ですが、実際にはそうではなく恋愛依存は1人の場合もありますが1人以上の場合もあります


例えば、彼氏のことが気になってどうしようもないのだけれどホストにもハマってしまうというような状況です。


本当の意味での一途というものは、相手のために何かをしてあげたいとか相手の幸せや成功を願うものです。

これが本当の一途というものなはずですが、恋愛依存症の人は違います。

相手に対する一途というものは自分の心を満足させるためにしていることです。

そのために、その対象が複数になっていることが結構あるということです。


例えば 、彼氏のことがとても好きだけれど彼氏が相手にしてくれない時には自分が寂しいので、その寂しさから逃れるためにホストにハマるというようにポートフォリオを組んでいます。

結局のところ恋愛依存というものは自己中だということです。

 

一途でまっすぐな恋愛と恋愛依存症の違い

この恋愛依存症が進むと一途な状況とは全く違う状況になります。

この進んだ先を考えると、それが恋愛依存症なのか、一途でまっすぐな恋愛なのかが分かります。


相手が恋愛依存症になりやすいのかとかストーカー的になってしまいやすいのかということは、過去の恋愛を尋ねることによってそれを見抜くこともできます。


恋愛依存症になりやすいタイプの人も最初はただの一途な人に見えます。

相手のために色々なことをしようとしますし、相手の関心を一生懸命引こうとします。

ですが、これは先ほど紹介した通り相手を満足させるためではなく自分の心を満足させるための行動です。

ですから、最終的にどのようにするかというところを見ると分かりやすいものです。


相手のために頑張って一途に尽くす人は、相手といい関係になったり相手が得をしたりするはずです。

ですが、恋愛依存はそうはならず、結果的に自己コントロールが効かなくなり相手に対して当たり散らしたり、他の行動や関心の放棄というものをしてしまいます。


この他の行動や関心の放棄というのは、例えば、仕事や友人関係などを放棄し始めるということです。


恋愛依存症の人は自分のコントロールが効かなくなり、その恋愛と相手の関心を引く以外の行為を全て放棄します。

 

ホストにハマって自己破産したりする異常なまでにホストに貢いでしまう人がよくいるようです。

借金をしてまで貢いで人生崩壊してしまう人がいますが、このような人はまさに恋愛依存症です。


自分の人生における最も重要なところにお金を使ったりするべきですし、人生においてはもっと重要なところがたくさんあるはずです。

もちろん恋愛も大切ですし、自分の好きな人を幸せにするというのも素敵な行為には違いありませんが、人生というものはそれだけではありませんし、仮に恋愛というものがなくても良い人生を歩むことはできるはずです。

ですが、それにもかかわらず、すべてを捨ててまで依存的になり全てをそこに注いでしまうわけです。


恋愛依存症にはこのような行動パターンが共通点として見えてきたということです。

ですから、恋愛依存症の人は一見すると一途な人のように見えますが、異常なまでに相手の関心を引こうと頑張り、結果としては暴走して自分をコントロールできなくなり、その相手に依存すること以外のすべてを投げ出すような行動を取り始めます

これが恋愛依存症の正体です。


意外と多い恋愛依存症の兆候

自分はそこまでの失敗はしないと考えるかもしれませんが、そこには入り口があります。

最初は相手との恋愛関係が仕事に少し影響が出るというぐらいかもしれません。

恋愛がうまくいかないから仕事に対してのやる気が出ないとか、友達との関係や人間関係に影響が出るということがあれば、それが恋愛依存症の入り口ですから気をつけてほしいということです。


「1人以上の恋愛相手に対する不適応で過剰な関心によって特徴づけられる行動パターン」

この定義を聞くと、そこまで恋愛にどっぷりとハマったことはないという人が多いと思います。


多くの人がそう考えると思いますが、恋愛依存症というものは若い人たちにとっては起きる可能性が非常に高いものです。

4人に1人ということですから20代の前半の人たちは特に気をつけた方がいいと思います。


ただし、恋愛依存症の診断基準についてはコンセンサスが取れていないということもありますので、この25%というのがどこまで信憑性があるものなのかということはわかりません。

これはもっと多い可能性もありますし少ない可能性もあります。

ですが、若い人の場合には4人に1人は恋愛依存症になりかねないと考えておくのがいいと思います。


相手が恋愛依存症になって苦しむことも

もちろん自分が恋愛依存症にならないように気をつけることも大事ですが、相手が恋愛依存症ということにも注意しておく必要があります。


男性は基本的には20代であれば5歳年下を求め30代になると8歳年下を求め、40代では10歳年下を好み50代では15歳年下を好むと言われています。

ですから、男性の皆さんは恋愛依存症の相手にハマってしまう可能性が結構あると考えたほうがいいと思います。


恋愛依存症の相手は反転すると恐ろしいことになりかねません。

愛と憎しみというものは紙一重だという人もいますが、恋愛依存症の人は相手が自分のものにならないのであれば他の誰にも渡さないというような方向に考えてしまいかねません。

「自分の手に入らないのであればいっそのこと・・・」というようになってしまう人が結構多いので、見分けることができるようになっていないと結構危ないわけです。


では、そんな危険なことにならないためにも相手が恋愛依存症かどうかを見分けるためにはどうすればいいのでしょうか。


「所有欲求が出る」

これはストーカーの見分け方にもつながるものですから覚えておいてもらいたいポイントになります。


ポイント1:愛情を求める時間や確認の頻度が増える

恋愛依存の兆候としては、相手に対して愛情を求める時間や相手が愛情を持っていることを確認する頻度が増加するということがあります。


男性でも女性でも、私のことが好きかとやたらと尋ねてくる人がいると思いますが、愛情を求めたり確認する時間が徐々に増えてきます。


普通の恋愛を考えていただくと分かると思いますが、お互いに付き合っていると当然お互い大切な存在ではあっても、愛情を確認するような頻度は徐々に減るはずです。

 

普通であれば慣れてくるにしたがって徐々に減るはずのものが、恋愛依存症の人は逆に増えてしまうということです。

慣れてきて相手が愛情を持っていることを言ってくれなくなると不安を感じ始めるわけです。

自分以外の相手がいるのではないかと考えたりし始めてどんどん確認してくるようになります。


この確認をするのは不安によるものです。

ですから、恋愛の初期の頃には普通にあるものではありますが、恋愛依存症の人は相手が自分のものだと確認するために一生懸命愛情を求める時間を増やしてきます


これを見抜くためには LINE をチェックするとすぐにわかります。

LINE を送ってくる頻度が増えてその感覚がどんどん狭まっていきます。

この様子が見て取れた時には少し気をつけた方がいいのかもしれません。

ポイント2:関係がなくなる孤独感や絶望感を感じる

恋愛依存症の人は自分のものだと思っているものが離れていくのが怖いわけです。

そのため関係がなくなることを異常に恐れますし、一緒にいないと他の人に取られてしまうのではないかと不安を感じるようになります。


そうなると孤独感や絶望感をひたすらアピールしてくるようになります。

例えば、たまたま仕事で忙しいだけの時に自分にかまってくれないということを主張してきたり、週に1度か2度は会えているはずなのに全く会えないと主張してきたりするようになります。

ポイント3:相手を所有したがる

これが出てきたら最も危険です。

恋愛依存症の人は結局のところ「あなたは私のもの」ということを言いたいわけです。

 

これはさまざまなかたちで現れます。

例えば、自分の歯ブラシを家に置いていくとか、キスマークをつけようとする人がいると思いますが、これはまさに所有欲求の現れです。

身に付けるものや形として残るものをやたらと相手に渡して、それを常に持っておいてほしいというようなことを求めるということもあると思います。


本来であれば、恋愛というものは付き合っているという形ではなく2人の関係が良いかどうかという事の方が重要なはずです。

これは恋愛でも結婚でも同じだと思いますが、2人の関係が良くお互いに一緒にいたいという気持ちがあるから一緒にいるはずです。


その結果、ペアルックを着たりお互いにプレゼントしあったりすることもありますが、あくまでそれは結果としてあることです。

ところが恋愛依存の人はこの結果からいきなり求めます。

できることならば相手に自分の名前のタトゥーを入れたいというような危険な人たちです。


ポイント4:相手がいないとモチベーションが下がる

パートナーがいないとモチベーションが下がるということもあります。


例えば、今週は会えなかったから全くやる気が出なかったとか、寂しくて全く仕事も手につかなかったという人もいれば、次に会える日を楽しみに今週頑張ったという人もいると思います。

この違いが重要な見分けるポイントでもあります。

 

パートナーがいないと異常にモチベーションが下がってしまうというのが恋愛依存症の特徴です。

これは結構多いと思います。


次に会えることを楽しみに考えて頑張るというのが普通だと思います。

これは当然ですしそれは会うことができる時間が特別な時間だからです。


ここに対する考え方が恋愛依存症の人は違います。

恋愛依存症の人にとっては会えるのが当たり前です。相手が常に自分のそばにいるのが当たり前です。

それは自分の所有物だからです。


恋愛依存症の人にとっての恋人はもはやペットと同じです。

そこにいてくれるのが当たり前で、その人がいないと何もやる気がしないというようになります。

いったい何様のつもりだという気がしますが、実際にこのようなことが起きるのは珍しいことではありませんので、このような所有欲求を相手が見せ始めた時には気をつけるようにしてください。


あなたの恋愛の価値観をチェック

恋愛の価値観というものは、人間関係や仕事にも大きく影響を与えるものです。

ウエストバージニア大学の研究で、恋愛の価値観というものは大きく分けて6つに分類することができるとされています。

恋愛の価値観その1 :エロティックタイプ

恋愛に対して情熱を求める人がエロティックタイプです。

恋愛というものはやはり情熱で、燃えるような感情を求めるタイプです。


具体的には、肉体的な身体の美しさを重視して、ドラマや映画に出てくる恋愛のような精神的な一体感を求める傾向があります。

恋愛の価値観その2 :ゲームタイプ

恋愛はゲームだと考える人がゲームタイプです。

恋愛で駆け引きをするようなタイプで、相手に対する執着が少なく自分のプライベートを守ろうとする傾向が高くなります。


恋愛では惚れた方が負けだというような恋愛に勝ち負けを持ち込もうとするような人たちがこのゲームタイプです。

恋愛の価値観その3 :フレンドタイプ

友達関係から恋愛に発展していくことが多いというのがフレンドタイプです。

心理学では友好的恋愛と言いますが、友達から少しずつ仲良くなり恋愛に発展したり結婚したりするということを求めるタイプです。


逆に言うと、燃えるような感情や熱い感情はあまりなく、一緒にいてなんとなくリラックスできるとか一緒にいて楽しいから付き合ったり結婚を考えたりして、最初から家族のように進んでいく恋愛をする人です。

恋愛の価値観その4 :マニアックタイプ

恋愛というものは苦難の連続であり試練だと考えるタイプです。

相手の感情を確認できないと気が済まないような人で、それが出来ないと不安になってしまうという人がマニアックタイプです。


恋愛というものはたくさんの苦難を乗り越える必要があるもので、そこでは浮気されるかもしれないし関係が悪くなるかもしれないし、恋愛というものは結構辛いものだと考える人はこのマニアックタイプの可能性が高くなります。


そして、相手の感情を確認できないと不安になってしまいますので、本当に私のことを好きかというようなことをやたらと聞いてくる人は完全にマニアックタイプだと思います。

恋愛の価値観その5 :プラグマティックタイプ

恋愛に対して理性を持ち込もうとするタイプです。理性的に恋愛を考えようとします。

相手のことを本当に信頼できると思わない限り、心の内を明かすことはありません。


ですから、恋愛で付き合ってもあまり自分のことは話してくれないというような人は、このプラグマティックタイプの可能性が高いです。


絶対にこの人は裏切らないと思えるまでは心をオープンにすることができません。

過去の自分の経験や感情を明かすことができなかったり自分の趣味嗜好について教えてくれないという場合には、プラグマティックタイプの可能性が高いということになります。

相手が本当に信頼できる人なのかということを判断するまでにかなり時間がかかるタイプです。

恋愛の価値観その6 :アガペータイプ

恋愛において相手のために尽くすことが好きなタイプです。

相手に対して尽くすことが好きで相手のために何かしてあげたいけれど、だからといって、別に相手に何かをして欲しいわけではないという人が、このアガペータイプになります。


相手に対して見返りを求めることなく相手のために行動を取ろうとするタイプです。


以上の6つのタイプについて紹介させてもらいましたが、皆さんはどのタイプでしょうか?

情熱を求めるエロティックタイプ

ゲームだと考えて割り切るゲームタイプ

友達から徐々に発展するフレンドタイプ

恋愛は苦しみの連続だと考えるマニアックタイプ

恋愛は理性だと捉えて本当に信頼できるまで心の内を明かさないプラグマティックタイプ

相手のために尽くす系のアガペータイプ


まず、マニアックタイプは当然嫉妬深くて、相手の愛情を失うことを極度に恐れますので、最初は尽くしたりいろいろなことをしてくれますが、一定以上関係が続くとその相手を完全に縛り付けたくなります。

自分のものにしたいとか檻に入れて飾っておきたいというような感情を持ってしまいます。


そうなると、相手を精神的に自分に引きつけようとして、わざと相手に対してジェラシーを与えて愛情を確認しようとする傾向が出てきます。

男性であっても女性であってもかなり面倒な相手です。


そして、ゲームタイプは、恋愛は駆け引きだと考えて割り切って付き合い、自分のプライベートを守る傾向があるわけですから、嫉妬や妬みのような面倒な感情はあまり感じないような気がしますが、実は最も嫉妬深いタイプです。


ゲームタイプは自分のプライベートを優先するため、恋愛で相手と距離を置こうとする気持ちがあります。


普通であれば、彼女や彼氏が家に遊びに来てくれたり週末一緒に過ごそうとなると楽しいものですが、ゲームタイプの人は、家でゲームをしたいとか友達と飲みに行きたいからとわざと距離を置こうとします。


恋愛において相手と距離をおきたいという気持ちがありながらも、その相手を恋愛の関係としてつなぎとめておきたいという気持ちもあるわけです。

つまり、自分の時間が大事だからとあまり近づいてほしくないと言いながら、相手には常に家で待っていろというようなことを言うようになります。


つまり、この距離を置きながらその相手に自分の支配下に入ってもらうためには、相手に嫉妬させる必要が出てきます。

ですから、男性であれば自分の周りには女性がたくさんいるというようなアピールをわざとします。


普通に考えれば、できるだけ一緒にいる時間を長くして関係を良くしていけばいいにもかかわらず、わざと突き放すというようなことをしながら、自分の周りにはその相手がいなくても代わりになる相手がたくさんいるというようなアピールをすることによって相手を支配しようとするわけです。

これもかなり怖いタイプだと思います。


皆さんがこれから一緒に仕事をしようとか仕事で組もうとか、友達になろうとかいずれ恋愛関係になるかもというような人と話す時には、恋愛に対してどのような考えを持っているのかということを質問してみると、嫉妬や妬みの感情で面倒な人間関係の問題を抱えてしまう相手を見抜くこともできると思います。


ここまで恋愛依存症の傾向と恋愛に対する価値観を解説させてもらいましたが、ダメな恋愛の負の連鎖から抜け出せない人も結構多いのではないでしょうか。

後悔するとわかっていてもいつもひどい男ばかりに引っかかってしまう

いつもネガティブな感情ばかりを抱えて苦しい恋愛をしてしまう

既に終わった関係だと分かっているけれど脱け出すことができない

コロナを言い訳にまともに連絡もくれないのに別れられない


DaiGo師匠の質疑応答でもこのような恋愛にまつわる相談は結構多いです。

師匠の言葉にもあったように、変わるべきなのは自分自身であるということに気づいてください。


いつか彼が気づいてくれたら幸せになれる・・・

彼が変わってくれれば幸せになれるのに・・・


このように考えるのではなく、「自分が変わらなくてはだめだ」と考えることができれば、ダメな恋愛の負の連鎖を断ち切ることができる日は近いはずです。


大切なのは、

結局は自分がどうしたいのか? 

幸せになりたいのか? 


ということを自分に投げかけて、自分自身と正面から向き合うことです。

その自分と向き合う時間はしんどいと思いますが、その一時の苦労に耐えるのか、それとも、永遠に続いてしまう苦しい恋と戦うのかということを考えて、ポジティブな方向に自分を変える勇気を持ちましょう。

あなたにとっての理想の恋愛関係とはどんなものですか?

あなたの考える理想の恋愛や理想の関係について教えてください。


基本的に恋愛をしていて苦しいと思ったらそれは恋愛依存です。そんな恋愛依存から抜け出した経験なども合わせて、ニコニコのコメント欄で教えていただけたらと思います。


ここから先は、恋愛依存の原因とその改善のための方法について詳しく解説していきます。

もうこれ以上苦しい恋愛をしたりダメな恋愛を繰り返さない方法について知りたい方は、続きをどうぞ。