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一問一答「言いたいことを言える人生」【超要求力】

2021/03/27 13:50 投稿

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あなたが言いたいのに言えなくて最も後悔していることはどんなことですか?


彼氏や彼女に言いたいことが言えない、
奥さんや旦那さんに直してもらいたいことがあるけれど言えない、
仕事の関係や取引先に遠慮して言うべきことが言えない、
上司や同僚に気を使って言いたいことが言えない、

自分がそんなことを言ったら相手が気分を害してしまうのではないかと、対人関係におけるプレッシャーに弱い人は考えてしまいます。

特に交渉のような場では、ほとんどの人が言いたいことが言えず、結果後悔することにつながったり、自分で問題を抱えたままになってしまいます。


今回はそんな中でも、転職を決意したのになかなか言い出すことができず悩んでいる若者からの相談をもとに、言いたいことを言える人生を手に入れるための方法についてまとめてみたいと思います。

Q. 「ジョブクラフティングなどを実践してきた結果、新卒で入社した会社を辞めることを決意した26歳です。しかし、定年まで働く人がほとんどで部署の人数も人手不足気味ということが気になり、上司や周りの人に切り出せずにもどかしい日々です。どこから手をつければいいでしょうか。」


これに対してのDaiGo師匠の答えは以下のとおりです。


はっきり言います。

人間が言いづらいことを言う時、周りの目を気にして言えなくなっているという人がいますが、それは、手近な苦しみや手近な報酬に目がくらみやすい人の特徴です。


言えないことが言えない人は、周りに気を使っている優しい人のように思われるので、それが美しいとされますが、全く美しくはありません。

なぜなら、早めにその会社を辞めれば辞めるほど、新しい人を埋めることもできますしモチベーションが高い人が入る余地も生まれます。


それは周りを気にして言えないのではありません。

自分の優柔不断さと、周りから見た時に自分がいい人でありたいという邪な欲求によるものです。

まずそのことを認識してください。


全く美しいことでも何でもありません。

自分の人生も他人の人生も、これからその仕事に希望をもって就こうとしているまだ見ぬ他人の人生も無駄にしています。


ですから、それはただストレートに言うしかありません。

はっきりと言ってください。

もし引き止められたとしても、自分の人生は自分の人生であり、その引き止めた人の人生もその人のものです。

できるだけその会社の人たちの人生も無駄にしないように、自分の人生も無駄にしないように、自分は辞めると決断したということを言い切るだけです。


全員に好かれようとする人は、全員に薄く嫌われてしまいます。

あまり良い人生にならないので気をつけてください。


ということでした。


言いたいことが言えない自分を変えるという意味では、最近Dラボでもアサーションの非言語トレーニングについて解説されていましたので、そちらを参考に実践されている方も多いと思います。


Dラボ▶ 言いたいことが言えない自分を変える非言語トレーニング①

Dラボ▶ 言いたいことが言えない自分を変える非言語トレーニング②


<言いたいことを言って信頼し合える関係を手に入れるためのおすすめ本>

 

言いづらいことも言い合える関係づくり


なかなか言いたいことが言えない、言いづらいことをはっきりと言えない、そんな人が日本人には特に多いと思います。

アサーションは、自分の気持ちを相手に上手に伝えるコミュニケーションテクニックであり、特に近しい人や恋愛関係、親友や深い関係になりたいのであればコミュニケーションにおいて必須のテクニックです。

これにより言いづらいことでもはっきり言えて、お互いに心から信頼しあえる関係を作ることが重要です。


恋愛関係であれば、その相手は一番信用している人のはずですから、全ての事を言えるはずですし、家族や仕事で信頼している人、親友なども同じですが、本来は信頼関係があるのであれば言いたいことも言えるはずです。


ところが、人は時々その相手との関係を守りたいとか、大切な人だからこそ変に嫌われたくないと余計なことを考えて、そのために言いたいことが言えなくなるということもあります。


そこで欠かせないのが、やはりこのアサーションのテクニックで、これが上手に使える人の方が恋愛関係は長続きするし、仕事でも相手といい関係を築くことができる上に、コミュニケーションに自信を持つことができるということが分かっています。


ちなみに、DaiGo師匠は、チームのメンバーとの信頼関係を築くために、お互いの嫌なところを自分から言おうとする機会を設けているそうです。

まずは自分から嫌なところを言うから、自分に対しても嫌なことを言ってほしいということをあえてしています。

これは、わざわざそういう機会を作らないと、どうしても人は気を使って言うべき事や気になっていることを言えないものだからです。


これはすぐに出来ることですし、夫婦や家族でも気軽にできる方法なのではないでしょうか。

是非試してみてください。


アサーションに重要な要素 :自己尊敬

アサーティブなコミュニケーションをするために最も欠かせないとされているのが自己尊敬というものです。

自己尊敬というのは、簡単に言うと周りと同じぐらいに自分に自信を持っているということです。


変に自信を持ちすぎて自分が常に上で周りは馬鹿ばかりだというように人を見下すのではなく、自分は周りに比べて全く価値がない人間だと自分を卑下することもない状態です。

周りの人と自分はフェアな関係であり同じ立場に立っていると思えるかどうかということです。


つまり、人並みに自分のことを認めることができるかどうかというのが、この自己尊敬になります。

自分が持っている権利は相手も持っているし、相手が持っている権利は自分にもあると考え、人並みに自分を認める能力のことです。


自己尊敬尺度

2016年のシール大学が343人の男女を対象に行なった研究で、独自に開発した自己尊敬尺度というテストがあります。


この研究では、参加者に対して用意した質問に答えてもらい、「権利」と「価値」と「尊厳」の3つについて、どれぐらい自分がまわりと同じぐらいに持っていると思っているのかを確認して自己尊敬尺度についてチェックしています。

それと合わせて、自分の能力に対する信頼度・自尊心・アサーティブのレベルもうチェックして、全てのデータをまとめてみたところ、自分の言いたいことを相手を傷つけることなくちゃんと言うことができるアサーティブの能力と、人間のどのような性格的な特性が関わっているのかということが分かっています。


その結果、全ての要素がアサーティブの能力と関わっていたということが確認されています。


つまり、

自己尊敬の度合い

自分の能力に対する信頼度

自尊心


これら全てがアサーティブの能力が高い人の特徴だったということです。

すべてが重要になるわけですが、その中でも最も重要だったのは自己尊敬のレベルでした。


要するに、


自分は周りと権利が同じ

自分は周りと価値が同じ

自分は周りと尊厳が同じ


このように思っているかどうかということが、言いたいことをちゃんと相手を傷つけずに言うことができるかどうかということを左右していたということです。


さらに、この研究では調査開始時点で強い自己尊敬の度合いを示していて、自分は周りと平等でフェアな関係だという感覚を持っていた参加者は、9ヶ月後に再測定を行ったところ、アサーティブネスが増加していたということも分かっています。


これは自分の権利と価値と尊厳において周りと同じだという平等感の強い人は、時間が経過すればするほど周りに対して言いたいことをちゃんと言えるようになり、周りと言いたいことが言い合えるような信頼関係を作ることができていたということです。


言いたいことを言えるようになるためには自己尊敬の感覚を持つことが重要です。

いじめや虐待を受けたりすることで、この感覚が薄らいでしまうと、どんどん言いたいことは言えなくなってしまいます。

逆に、自己尊敬のレベルが上がってくると、言いたいことが言えるようになってきます。

当然ですが、人は誰もが権利も価値も尊厳も同じですから、変に気にすることもなく言いたいことが言えるようになれば、徐々にアサーティブのレベルが上がり、 言いたいことを言い合える関係を築くことができるわけです。


これは、仕事でも恋愛でも重要になることです。

仕事で、自分に権利も価値も尊厳もないと思ってしまうと、言いたいことが言えなくなってしまい、周りからの評価が落ちるだけでなくいいように利用されてしまうこともあります。

恋愛であれば、ずっと憧れていた高嶺の花のような存在と付き合えたけれど、実際に付き合ってみたら、見た目がいいだけで遊んでばかりいたり直してほしいところがたくさんあったとします。

自分にとっては高嶺の花のようなイケメンや美女だから、そんな相手に比べたら自分は権利がないとか相対的に価値が低いと思ってしまい、そうなると尊厳もなくなってきますので、どんどん相手に対して言いたいことも言えなくなってしまいいずれ爆発してしまうわけです。


自分が言いたいことを言えないのは性格のせいだとか、自分はあまり喋るのが得意な性格ではないからだという人もいますが、実際には性格の問題ではなく、全ては自己尊敬の問題だということを覚えておいてください。


言いたいことが言えるような自分になりたいのであれば、それは決して特別な人間になろうとする必要はなく、自分は周りと平等でフェアな関係であり、周りと同じことをしてもいいし、それができると考えられるようになるだけでいいということです。

それだけで言いたいことは言えるようになります。



3分で心の余裕を作る方法

不安や緊張を抱えて言いたいことが言えないという時もあると思います。

言えないから余計な思考が生まれ、自分の中での勝手な憶測ばかりが増えてしまい、相手からの情報もないので余計に不安になりますます言えなくなってしまうという悪循環が生まれることもあると思います。


この時には心の余裕を作ることが最も重要ですが、 この心の余裕を作るにはどうすればいいのかという研究はたくさんあり、そんな中でも最も簡単に出来て確実なのは「感謝」の力を使うことです。

他人に感謝しましょうというような薄っぺらいことを言うのではなく、日々の中でどのように感謝すればいいのか? 感謝をどのように表現すれば良いのか? ということを考えるようにしてください。


心理学者のマーティン・セリグマン博士によると、他人への感謝は不安や緊張による失敗をなくしてくれて、その結果として幸福度があとから高まるということが分かっています。


余計な不安や緊張を取り除くためにも、無駄な心配をして相手に気を使い言いたいことが言えなくなるということを防ぐためにも、1週間に1回程度でいいので感謝の日記を書くというのも良いのではないでしょうか。

感謝の気持ちを伝えるのは恥ずかしいという場合や、会うことができないので伝えられないという相手であっても、感謝の日記であれば気軽に出来ると思います。


これにより不安や緊張がなくなり心に余裕を持つことができるだけではなく、カリスマ性さえも身に付くと言われています。

会話の前にその場で感謝できることを3つ考えるだけでも心理的な余裕が生まれ、これにより相手に自信や余裕があるような態度を見せることができるようになるので、その結果として説得力も上がり対外的にも内面的に良い効果が得られます。


人に言えない隠し事は言うべきなのか?


人に言えないことや言いたくないこと、本当は言いたいけれど言えないこと、人には色々な言えないことがあると思いますが、ずっと隠している悩みやコンプレックスなどの隠し事は言った方がいいのでしょうか、それとも、隠しておくべきなのでしょうか。


結論としては、

内面的な問題であれば・・・言ったほうがいいです。

外見的な問題であれば・・・言わないほうがいいです。


自分のコンプレックスや隠し事が、外見的な問題であれば言わない方がいいけれど、内面的な問題であれば言った方がいいということです。


内面的な問題の場合、弱さをさらけ出すことができる人は強く見えます。

さらに、内面的な問題はオープンにするまではとても怖いものですが、いざ周りにさらけ出してしまうと、もう隠さなくてもいいということで余計なストレスを抱えなくてよくなります。

余計なストレスを抱えないだけでも自分にとってポジティブな影響があります。


自分の内面にあることを隠そうとすることで、交渉の場面における判断能力も下がってしまう可能性もありますので、そんなネガティブな影響を避けることもできます。


一方、自分の外見的なコンプレックスや気にしているところに関しては、周りの人から見てわかるような問題点をオープンにしても、周りからすると今更言われてもどうせ分かっていたことだと感じてしまいます。

当たり前のようなリアクションをされるだけなので、結果的に自分のストレスは減りません。


さらに、外見的な問題の場合にはそれを周りに言ったところで解決にもなりません。

内面的な弱みの場合には、解釈の仕方によって弱みを強みになったりする場合もあります。

内面的なコンプレックスの場合は、それをカミングアウトすることによってひっくり返ることはありますが、外見的なコンプレックスの場合はほとんどありません。


自分の悩みが目に見えない心理的な問題であれば、それは自分が家族や友人に言ってしまった方が、長いスパンで見た時に自分の人生の幸福度は上がります

徐々にでも理解してくれる人も集まってくれます。

もちろん、どうしても偏見を持つ人もいるでしょうが、偏見を持たない人も一定数は必ずいます。


逆に、それを隠したままにしていると、自分からはそれを隠そうとすることで周りが敵ばかりに見えてしまうこともあります。

ところが、オープンにすると変な目で見てくる人は多少いたとしても、理解してくれる人も必ずいるので結果的には幸せになる可能性が高いということです。

今抱えている悩みがあるという人は参考にしていただけたらと思います。


5分で言いたいことが言えるようになる方法


トロント大学の研究で、134人の参加者を集めて対人関係のプレッシャーに対処する方法について調べてくれています。


これによると、自分の持っているもの(例えば、知っている知識や過去の経験、自分の性格など)で、、交渉の中において使えるのではないかと思われるものを5分間だけ時間を取って書き出すということを行うだけで、自分の言いたいことが言えるようになり交渉力もアップしていたということが分かっています。


自分の既に持っているものの中で、相手とのコミュニケーションにおいて役に立ちそうなものを5分間だけ時間を取って紙に書き出してください。

これをするだけで対人関係におけるプレッシャーに強くなります。

たった5分時間を取って紙に書き出すだけですから、誰にでも簡単にできる方法だと思います。


自分が言うべきことを言いたい時、これから交渉に臨む時、そんな時は事前に5分間だけ時間を取って自分が持っているスキルや知識、経験の中からそこで使えそうなものをリストアップしてみてください。

これを行うだけで大きな効果を得ることができます。


プレッシャーに負けそうになった時にも使える方法です。

人によっては自分には交渉に役立ちそうなものなんて何もないという人もいるかもしれませんが、もしそう感じるのであれば少しでもいいので勉強してみてください。

Dラボで師匠が紹介している知識を学んでもいいでしょうし、おすすめしている本を1冊だけ読んでみてみるということでもいいと思います。

知識を学び実践するためにすでに前に向かって動き出しているという感覚が自信に繋がると思います。

さらに、そのわずかでもいいので前に進んでいる感覚をモチベーションに変えるためにも、そんな皆さんの実践についてはいつでも教えていただけたらと思います。

ニコニコのコメント欄で教えてください。


ここから先は、より具体的に言いたいことが言えるようになり、自分の人生を切り拓いていくためのテクニックについて解説していきます。

知りたい方は続きをどうぞ。


 

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