孫崎享のつぶやき

国連は対北朝鮮制裁措置決議。しかし制裁措置は北朝鮮の開発意思を一段と強める。国際社会が行うことは軍事力を使って北朝鮮の国家政権を転覆させないとの確約を与えることだ。

2016/03/03 08:04 投稿

コメント:4

  • タグ:
  • 孫崎享
  • 推薦図書
  • 政治
  • 歴史
  • 戦争特需がないと成り立たない国
  • 検証する(客観視するとは言ってない)
  • (⌒_ゝ⌒)
  • 配信王
  • 世界観がすごい
  • 勇気の切断

A:事実関係

3日読売新聞報道「北制裁、安保理が決議採択…貨物検査を強化」

北朝鮮による4度目の核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を受け、国連安全保障理事会は2日午前、北朝鮮に対する制裁を強化する決議を全会一致で採択した。北朝鮮産鉱物の輸入禁止などが新たに盛られ、北朝鮮に出入りする貨物の検査や金融制裁を強化し、モノ・カネ・ヒトの流れを大幅に制限する内容。核・ミサイル開発に打撃を与える意図がより強まった。

貨物検査の強化や北朝鮮産の鉱物資源の輸出禁止を盛り込み、従来の制裁を大幅に強化する内容だ。

北朝鮮の核実験やミサイル発射を受けた安保理制裁決議は5回目となる。

今回の決議は、〈1〉北朝鮮に出入りする全貨物の検査を義務化〈2〉北朝鮮による鉱物資源の輸出を禁止し、資金源を遮断〈3〉国際的な金融取引を遮断――が柱だ。

貨物検査について、これまでの決議は「禁輸品積載の疑いがある場合」を実

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

米国民は、自分たちの先祖が王政の欧州を脱出して、新大陸に移住した理由を考えるべきだ。
王様が「良かれ」と思って実施したことも、国民はそれを歓迎するとは限らないのだ。
生活する気候も、習慣も異なるイスラム教徒を、「キリスト教が絶対に正しい」と信じて押しつけるからトラブルが起こっているのだし、北朝鮮も米国とまともに戦って勝てるなどとは思っているはずがないのだ。
大統領選挙を戦っているトランプ氏が、「日本や韓国を守ってやる必要がない」と発言しているように、米国人は日本を守っていると考えているようだが、日本人は「邪魔な存在」と考えて沖縄に押しつけ、沖縄では基地反対運動が盛り上がっている。
他国に余計なお節介をするより、貧富の差にあえいでいる自国民の生活向上に力を入れるべきなのだ。

No.2 106ヶ月前

中国はおそらく北朝鮮制裁決議に賛成しておいて、北朝鮮を
国際社会に追い詰めさせて、自分だけはいわゆるスト破りを
して、北におれが助けてやるから子分になれと持ちかけ北の
属国化を図るでしょう。

これまでにそうしてきたように。

それを許してはなりません。
北朝鮮制裁は本当に愚かです。
以前に書きましたが、中国からの独立を守り抜こうとする
北を応援しなくたは。

韓国は半島の北半分を永久に失い、日本は日本海の「北シナ海」
を防ぐために。

No.3 106ヶ月前

孫崎先生がおっしゃるように「軍事力を使用して国家や政権を倒さないことを行うこと、核保有国は非核保有国に核兵器を使用しないことを約束すること」に尽きると私も思います。

しかし、このことは戦争ビジネスに狂奔する米国ネオコン・シオニストや韓国の好戦派、日本の戦争好きが「最も嫌う政策」です。ジョン・ケネデイ、ロバート・ケネデイの暗殺、鳩山由紀夫の強制的辞任、韓国の廬武鉉の変死は彼らが好戦派の「最も嫌う政策」を進めようとしたからだと私は観測しています。

北朝鮮は口が達者でまるでならず者国家そのものです。しかし、パールハーバーみたいな先制電撃攻撃をやらかすことはまずないと私は思います。第一に他国を征服する野心が通用すると考えるほどめでたい国家ではないからです。それに核弾頭付のテポドン(可能性は十分にある)の戦略的配置が完了しているわけですから。北朝鮮はイラクやリビアみたいに米国から一ひねりで潰されることはないと考えていることでしょう。

イスラエルの核保有が世界から暗黙の了解を得て居るわけですが、北朝鮮に関しても西側は核保有に暗黙の了解を与えるのが良策だと私は思います。イスラエルの周辺諸国に対する内政干渉はひどいものがありますが、北朝鮮がイスラエルみたいに東アジアで振る舞うことは考えにくい。この了解を暗黙に与えることだけでも東アジアの平和の担保の一助になると私は考えます。

No.4 106ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細