孫崎享のつぶやき

「報道の自由」は民主主義の根幹。「報道の自由、表現の自由に関する日本の現状が国際的な基準に照らして非常に恥ずかしい状況である」(マックニール氏)

2015/12/04 07:21 投稿

コメント:5

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國際組織「国境なき記者団」が2015年、国際的ランキングで日本を61位に位置づけた時に、多くの人は誇張ではないかと思ったとみられる。

 しかし、安倍政権の新聞、テレビへの圧力は止まるところを知らない。

 多くの識者はm2016年のランキングはさらに落ちることと予測している。

 日本の社会が如何に異常かは日本滞在等の外国人記者に聴けば分かる。これまでもファクラー・ニューヨークタイムズ紙東京支局長(当時)、ウォルフレン氏等がこの問題を指摘してきたが、デイビッド・マックニールが週刊プレーボーイでこの問題に言及した。

 デイビッド・マックニールは アイルランド出身。東京大学大学院に留学した後、2000年に再来日し、英紙「エコノミスト」や「インディペンデント」に寄稿している。 

 週プレNEWS123日配信した記事内容は下記のとおりである。
 こうした重要な問題点の指摘が王手

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コメント

「報道の自由、表現の自由」について考える場合、どうも次の二つに分けて考える必要がありそうですね。
1.記者クラブ制度があるとかないとか。当局の人間が想定外の質問を排除するか排除しないか、等々の側面で形が整備されているかどうか、そして報道機関に対してあからさまな干渉をしているかどうか、で甲乙を付ける。
2.報道の質や内容の事実性等を確保、或いは担保するための表現、放送、出版の自由権が保証されているかどうかという点での定性評価を行う。

私は上記の1,2の尺度に照らし合わせると、日本の現状は1,2共失格だと思います。では日本の宗主国である米国がどうかというと上記1の点では一応私の判断ではすれすれの合格点を与えてもよさそうです。だからか、NYTのファクラーさんが自信を持って日本のジャーナリズムを批判出来ると私は思っています。しかし、2の点では米国は日本と同様に不合格です。

続く

No.3 108ヶ月前

>>3
続き
しかし、ジャーナリズムというのは悲しく情けない職業だと私は思っています。国が全体主義、専制主義、或いは戦争を行う場合、メデイアは必ず従うことを強制されます。従わない場合は国家は銃剣で従わせます。逆にメデイアが服従しなければ全体主義、専制主義、戦争の遂行は不可能なのです。

米国は2001年から本格的に「テロとの戦い」という21世紀型の宣戦布告無き戦争をしているから、メデイアは米権力に服従(隷属がふさわしいかも)しています。日本も米国のこの戦争に参加する方向で動いているわけですから、メデイアの隷属は必要不可欠な条件なのです。

思うに、安倍体制を倒さない限り、メデイアの自由は確保できないのです。尤も、メデイアが立ち上がって安倍打倒に踏み切れば話は別ですが。

No.4 108ヶ月前

日本人の「全体主義」的言動は、今に始まったわけではなく、封建社会全体、あるいは、日本人が成立したとき、または、人類の宿阿ではないか?人は、他者と共存するために、妥協し、お互いが、同じ言動をする。
 日本人は、個人として、生きる姿を、教育や、家族内で、学習しない。僕もそのような記憶がない。日本人は、「全体」、「集団」で動く民族なのだ。これは、非常に、怖い側面と、「和」的社会の人間関係で良い面ももたらすが。

No.6 108ヶ月前
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