30日、NHKの午後7時のニュースは、デモ参加者人数を「主催者発表12万人、警察発表3万人」と報じた。この警察発表3万人という数字は実態の感覚とあまりに異なったが、それが実態を反映しない数字であることが国会での質疑の中で判明した。
A:事実関係1
10日TBSニュース
国会では、先月末に国会前で行われた安保関連法案反対デモに参加した人の人数をめぐる質疑が行われ、警察側は「あくまでも特定エリアの一時点の人数だった」と説明しました。
「その3万3千人の根拠。どういう方法で3万3千人と判断したのか」(民主・藤田幸久参院議員)
「警察としては全体の参加者の数を発表する立場にはございませんで、あくまでも警察活動に必要な範囲で特定のエリアの一時点における人数の把握に努めておりまして、それぞれの現場に応じた方法で人数の把握をしたということです」(警察庁・斉藤実審議官)
先月30日に国会周辺で行
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数字も確かに大切なことであるが、これだけ大きな社会的運動デモが自然発生的に起きているのが重大な事実であるにもかかわらず、報道があまりにも抑制的であることが問題です。
さらに、大きな問題は、日本の方向を決しかねない「集団的自衛権」に対する60%を超える反対者の行動にかかわらず、社説を載せない大新聞が存在することである。
さらに問題視すべきは、そんな新聞にお金を払って、購読する国民が多く存在することである。国民が一斉に「NO」と言って購読を拒否すれば、大きな打撃を与えられるのであるが、抗議行動をとらない優しい国民性が長所でもあり、短所にもなっています。
(ID:18982160)
この人数を確認するため、産経新聞社がも議事堂正門前の航空写真を通信社から取り寄せ、数えたところ、写真に写っていただけで3万2千人余りだったと聞きました。(紙面では、どのように報じたか確認していませんが)
わずか200メートルほどの路上だけで3万人です。議事堂周囲の道路は約1.5キロ、議事堂前の庭園(樹木の影で航空写真には写らない)さらに地下鉄駅から出られない人数もかなりの数いたはずだし、日比谷公園まで人で埋まっていたことを考えれば、12万人をも超えていたとも考えられます。
別の調査で、国会周辺の地下鉄駅5駅の乗降客数から調べた人がいます。5駅の内1駅は客数を教えてくれなかったため、4駅の客数から通常の日曜の客数を引いた数が7万2千だったといいます。そこに残る1駅分と、バスなどで参加した人数が加わります。
あの混乱の中で、警察がまともに計数できたとは思えません。ジャーナリスト魂の欠片でもあれば、全体の航空写真から、実数を数える位の努力はするでしょう。
(ID:19005377)
孫崎先生のおっしゃる通り日本の大マスコミはひどすぎます。特に邪悪な(戦争等)意図を背景に持つ内外政策に関する報道は全く以って信用なりません。この5,6年、私たちは、大手マスコミが行った核、尖閣、竹島、北方領土、慰安婦、南京大虐殺等に関連する記事作りが一方的でバイアスがかかっていることをいやというほど知らされました。世界の出来事に関するものでも、ウクライナ・クーデタ、内乱、中東IS関連では記事としての価値は全くありません。日本の大マスコミはジャーナリズムの原点を放棄して久しいのではありませんか。
翻って、世界のマスコミの現状も日本と同じように絶望的だと私は見て居ます。西側の大マスコミの殆どが米国政府のプロパガンダ機関です。良く世間で言うじゃないですか。「戦争するなら報道を牛耳ることだ」と。米国政府と世界の西側の大マスコミが一心同体となっている現状から得る私の判断は米国は休みなく戦争しているということです。軍事衝突が米ロ間或いは米中間に発展する可能性も十分あり得るわけです。
極右の安倍政権と日本の大マスコミの最近の異様な密着ぶりは戦争を前提にした予行演習そのものではないでしょうか。休みなく戦争している米国のモードに安倍体制が同調しているのです。今からでも遅くない。私たちの粘り強い抵抗で安倍と大マスコミを倒せば、その運動は東アジアはおろか全世界の平和の枠組み作りへの貢献に繋がっていくと思うのです。