孫崎享のつぶやき

渡辺謙氏の「どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う」発言を考えてみたい

2015/09/10 07:45 投稿

コメント:5

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渡辺謙氏が81日に行ったツイートは、 リツイート20,970 お気に入り16,656

と大変な反響を生んでいる。この発言を考えてみたい。

A:発言内容

「· 一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。その為に僕は世界に友人を増やしたい。絵空事と笑われても。」

B:評価

・渡辺謙氏は、本能的に、直感的に、物事の本質をとらえている。

・「ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う」との発言があった。

相手が、凶悪であればあるだけ、「拳や石ころ」では何の役に立たない。

暴力団がナイフや拳銃を持っている時に、「拳や石ころ」で十分だと思う者は誰もいない。

中国が軍事力を高めたとしても

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コメント

現在、「押し付け憲法」を廃し、新たに「自主憲法」を作ろうとする動きがあります。アベ政権もそれを強力に志向しています。
 思うに、現在の「日本国憲法」はその制定経緯を詳細に観察すると、必ずしもアメリカが一方的に日本に押し付けたものではなく、むしろ戦後、平和と人権の保障を渇望していた当時の国民と、日本の民主化を企図したGHQによる合作に近いものであったことが分かります。
 外国からの力が働いたからこそ、あのような素晴らしい内容の憲法が出来上がったものと言えます。
日本人単独では、とてもあれだけのものは作れませんでした。
 そのことは、近年、自民党が公表している「憲法改正法案」の酷さを見れば、十分理解できます。
今、多くの皆さんが、自民党の憲法改正草案を一瞥し、現行の「日本国憲法」と詳細に比較してみられることを希望します。

No.3 111ヶ月前

孫崎先生が指摘されるように渡辺謙氏の国際政治感覚はとてもまともで且つ正当なものだと私も思います。

そもそも安倍たちは憲法を棚上げして、多くの国民の警告や反対を無視し、天皇陛下のご警告も聞えぬ振りをして、戦争を行おうとしているのですが、この一連の行動を私は私戦予備罪にあたるものとして否定したいわけです。実は世界各地でコミットされている多くの戦闘行為の主体はCIAが直接管轄するパラミリタリです。その特質は米国の国会や大統領府の管轄外でひそかに行われるので客観的に明らかに米国の戦闘行為なのだが、米国の態度は時により曖昧至極。そういった戦闘行為は公戦ではなくやはり私戦と言った方が妥当です。そのような今流行りの戦争概念の延長線上に安倍たちの戦争は位置付けられているのだと思うのです。そして安倍たちの行動は米国のこの曖昧な私戦とシンクロするのです。つまり、米国のBAD GUYSと付き合うと正当な法感覚も無くなってしまうのです。まあ、そういうわけですから、安倍たちは自分たちが麻痺している自覚もないわけですから、それだけに危険極まりないわけです。

私たち、民草は今後さらに大掛かりなデモを繰り返し、この私戦予備行為を無効化する。そして、背後のネオコン・シオニストをも追いつめて行くことが目標の一つだと私は思っています。

No.4 111ヶ月前

ご近所さんと仲良くし、友人であるということは社会生活の基本ですよね。
まさに隣人を愛せよです。社会生活を営んでいる民間人は皆それをやっていると思います。
ところがそれを破壊するのが政治家なんです。
利権がからんでいるからです。誰の、何の利権なのか。
深い洞察で、そこのところを明らかにして頂きたいです。

No.5 111ヶ月前
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