ソ連の崩壊によって、「社会主義」もイデオロギーとして死滅したようなものだ。
日本の社会党がその代表だ。
米国では、サンダースは自ら民主社会主義者であると名乗り、2006年の下院から上院への鞍替え立候補で、バーモント州上院議席を得たサンダースは合衆国上院初の社会主義者の議員となった。
そして現在の民主党大統領候補の支持率を見てみたい。
一位:クリントン 49、3%、
二位:サンダース 25.0%
三位:バイデン副大統領 12.0%
現在ヒラリー・クリントンはEMAIL事件(国務長官の時に機密情報を個人のメールで利用。これで国家の安全保障を潜在的に危機に落としたのでないか、かつヒラリーの説明は信頼性に欠けるというもの)で支持率急落中である。
かつて、米国政治では、自らを「社会主義者」というのは政治的自殺を意味した。
如何なる変化
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創価大教員等の安保法案に反対する署名運動は中止。当初「いかなる圧迫にも屈せず民衆のために声をあげること、これこそ建学の魂」
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『日本外交 現場からの証言』から、「冷戦の終結が米国の戦略変更―軍事力利用で世界を変える、日本の軍事力を利用―
コメント
孫崎先生の指摘される”サンダースの「社会主義者」は社会格差問題とうまくリンクすればサンダースの強みになる可能性がある”との見通しに賛同いたします。
米国は建国以来天然資源に恵まれその争奪に明け暮れることで国の形が維持されてきたわけですが、その形がウオール街の大暴落で大きく崩れたのです。フランクリン・ルーズベルト大統領は米国の知識人の知恵を採用しニューデイール政策に打って出ました。しかし、ウオール街はその政策を社会主義として反対し大統領の暗殺を実行しようとしたのです。勿論、未遂に終わりました。私はルーズベルトは社会主義者だと思います。米国を救ったのは彼の社会主義なのです。
今、米国経済は破綻に向かっています。メデイアが正しく報道しないから世界の人々は知らないが、今年の7月の失業率は23%なんです。政府はゴマ化して5.3%と公表していますが、明らかに粉飾です。又、財務関連では金価格を国家ぐるみで操作して低価格に抑えて居ます。そういう諸々のインチキをロシア、中国はよーく知っていてなかなか日本みたいに騙されてくれません。ですから、米国は我が日本の軍部の手口(国内経済行き詰まり打破の策として中国大陸で侵略戦争を行った)を踏襲して今世界中で内乱をしかけて間接的戦争に従事しているのです。勿論、こういった米国の内外政策はウオール街の注文に基づくものです。
早晩、米国大統領府はロシアや中国の経済政策を学ぶことになるでしょう。
もし、米国に東条氏や安倍氏みたいな性癖の人物が大統領として登場すれば、このユニバースから今の地球はなくなります。そういうリスクがあるのですが、これだけは米国民次第です。
> レッテルとしての社会主義を嫌うか、社会主義と言う名があれ、前者が改善される道を選択するかが問われている。
以前、NHK-ETVの幸徳秋水を取り上げていた番組で出演者が-社会主義というと、多くの日本人はかつてのソ連や北朝鮮を思い浮かべて、否定的に捉えがちだが、本来は「個人」主義に対する「社会」主義、つまり、個人のためではなく社会のためという、共生に基づく考え方のことなんですね、簡単に言ってしまえば-そんな風に語っていました。まさに本来は「前者が改善される道」なのでしょう。
話が逸れて恐縮ながら、「セッション」とは趣きは違いますが、上映中のアルゼンチン映画「人生スイッチ」は如何でしょうか。
「世の中は悪党が支配してるのさ。世界の常識じゃないか」と言った後、ついに「スイッチ」が入ってしまう人...
あるいは、「不当な駐車違反」を食らい続け、堪忍袋の緒が切れたビルの爆破解体技師のエピソードに、天木直人氏などは間違いなくこのタイプだろうなァと、つい思ってしまいましたが;)
アベが我々一般大衆を崖から突き落とす方へ「スイッチ」を入れてしまった以上、こっちも「スイッチ」を入れる覚悟をしなければならないのでしょう。
>>4
スイッチにはスイッチ。いいですね。
(ID:18367902)
資本主義は、自由な競争が生命であり、能力ある人の欲望を満足させるが、弱者との経済格差が天文学的に広がってしまう。社会主義は、自由が束縛されるが、公平な税負担と公平な分配が確保できれば、社会的格差の是正は期待できます。
米国の現在的問題点は、資本主義がよいか社会主義がよいかという問題ではなく、あまりににも大きな収入格差があり、貧困者が増え続けるばかりであり、貧困悪化に歯止めがかかっていないことである。米国の人口構成は、白人の比率が減る一方であるが、他人種は人口は増えるが収入は増えないという2極化現象が顕著になっています。宗教の果たす役割は極めて大きくなっているが、社会的慈善事業で何とかできるものでなく、貧者のの精神がむしばまれていくのを阻止できない。物質的満足と精神的満足が得られなければ、米国は、社会的不安が日常化することになり、社会の崩壊退化に歯止めがかからないことになる。
資本主義とか社会主義とかどうでもよく、米国民の生活の安定をどうやって図るか、精神的安定をどのようにしていくかが求められています。米国のことだけでなく、現在の日本にも当てはまることです。