『これから世界はどうなるかー米国衰退と日本』―結論
日本国内での論議をみてみましょう。
多くの国民は、「依然米国の世界の覇者としての地位は続く。日本の行くべき道はこのアメリカと緊密な関係を続けることだ」という考えが主流です。
このことは当然「アメリカ衰退後の世界はどうなるか」という議論が真剣にはなされていません。 米国の超大国としての地位は明らかに後退します。
中国が米国にとって変わるという訳でありませんが、明確に国際社会で枢要な役割を演じます。 この本では、「アメリカ衰退後の世界はどうなるか」について、様々な考え方を紹介しました。
この重要な問題について、1人の人間、私の見解を述べるよりは、世界の英知を示すことが重要だと判断したからです。
最後に、これまで述べて来たことを総括したいと思います。
①中国の経済力が米国を追い抜くことは、世界では自明のこととして語られています。201
2月6日発売予定『これから世界はどうなるか』の「結論」部分
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コメント
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孫崎先生、こんなに簡単に結論を書籍発行前に公にしてしまって大丈夫でしょうか?本の売れ行きに影響すると思うのですが・・・私はすでにアマゾンで予約させていただきましたので、この結論に至る経過をじっくり読ませていただきます。