孫崎享のつぶやき

「積極的平和外交」のまやかし。平和構築の目的のため手段の武力行使を容認する考え。真逆。

2015/07/22 06:32 投稿

コメント:7

  • タグ:
  • 孫崎享
  • 推薦図書
  • 政治
  • 歴史
  • 戦争特需がないと成り立たない国
  • 検証する(客観視するとは言ってない)
  • (⌒_ゝ⌒)
  • 配信王
  • 世界観がすごい
  • 勇気の切断

A:事実関係

読売新聞

「安倍首相は8月に発表する「戦後70年談話」で、先の大戦への「反省」を明記する意向を固めた。

 アジア各国などへの政府開発援助(ODA)、自衛隊による国連平和維持活動(PKO)などの国際貢献を念頭に、「積極的平和主義」の取り組みへの決意を示す見通しだ」 

B:評価

・積極的平和外交と言うのは全くのまやかしだ。

・平和主義と言う場合に手段が極めて重要である。武力を使う行動は平和主義とは言わない。

・しかし「積極的平和主義」は平和をつくるために「積極的行動を行う」ことを意味し、その中に国連平和維持活動等の軍事行動を含めるわけだから、「平和主義」の仮面をつけた武力容認主義である。

・この概念が出てきたのは、日本側独自の思想ではない。

・自衛隊を米軍の戦略の下に海外に展開することを決めたのは2005年10月の「日米同盟:未来のための変革と再編」である。これはライス国務長

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

「積極的平和主義」とは、桃太郎の理屈なのだ。
鬼ヶ島に住んでいた鬼たちは、桃太郎やおじいさん・おばあさんに、何も悪事をしていない。
しかし桃太郎は、鬼ヶ島へ行って金・銀・珊瑚を奪ってきた。
これは単なる強盗ではないのか。

本当の積極的平和とは、外交交渉で誤解を解き、相互に理解し合って友好関係を築くことであり、武力を使うことではないのだ。

No.5 113ヶ月前

 軍事国家へとまっしぐらに踏み出した戦前の日本にも、勇気ある良識の議会人は居ました。
昭和12年衆議院で寺内陸相と激しい論戦を繰り広げた浜田国松(第31代衆議院議長)の言葉、「君、腹を切れ」。
70年かけ営々と築き上げてきた、文字どおり「平和国家日本」の国際看板を無残にも破壊しつつある安倍首相に、この同じ言葉を進呈したい。

No.6 113ヶ月前

桃太郎はうまいたとえですね。随分前ですが岡山の吉備津神社に行ったことがあります。桃太郎の伝説は要するに大和の勢力が吉備の渡来系の製鉄集団(温羅)を征服した話ですが、必ずしも温羅は地元の人間に慕われてなかったわけではありません。その証拠に吉備津神社には温羅を祀った神社(かなり立派な神社です)も並んでいるのです。そういうところは日本だなと思います。

あの頃と逆のことが起こらなければ行けないのかもしれません。あの時価値観を入れ替えたように、同じように価値観を入れ替えるために君は火の玉になる。あの時焼きつくした街にもう一度たどり着くために。そこで君はそこで本当の故郷の街を知る。そこで自分が深い暗示にかかっていたことを知る。何も否定することはない。君が愛する人も、そして自分自身も。という物語を作ってみた。できはよくないのでまだダメだな。

No.8 113ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細