米国は。ジャーナリストが政府等の饗応をうけることに厳しい。30ドルを超える食事にはまず参加しない。
しかし、日本では新聞、テレビの上層部が何の躊躇もなく、高級レストランの食事に参加する。それは極めて危険な現象である。
それを見事に示してくれたのが毎日新聞の山田孝男氏である。
まず首相動静を見てみたい。
24日夜: 7時19分、東京・銀座の日本料理店「銀座あさみ」。朝日新聞の曽我豪編集委員、毎日新聞の山田孝男特別編集委員、読売新聞の小田尚論説主幹、日本経済新聞の石川一郎専務、NHKの島田敏男解説副委員長、日本テレビの粕谷賢之メディア戦略局長、時事通信の田崎史郎解説委員と食事。9時51分、東京・富ケ谷の自宅。
そして食事の5日後、毎日新聞の山田孝男氏の論評である。
今、集団的自衛権でそれが憲法で容認されるかという論を行っている。それを見事に別の方向に誘導しようとしている。公平を期
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コメント
孫崎さん。
毎日新聞はいまリベラル的傾向などすっかりゴミ箱にほうりこんでしまい
右顧左眄するだけの情けない新聞なのですよ。
昨年、3月21日付に「クリミアの衝撃・上」という特集でEUがウクライナ
のデモ隊にカネをばらまいて、悪質な干渉をしていた実態を暴いてみせました。
ところがなんと続くはずの「クリミアの衝撃・下」(あるいは中)はありません
でした。
内部でなにが起こったのか。
そして他紙とまったく変わらぬ反ロシア連邦、反「親ロ派」論調をたれ流し
つづけています。
おもうに、お前はロシアの味方をするのか、という非難をおそれたのでは。
そんな新聞です。
山田孝男さん これ以上コケないで欲しいです。
そもそも2014.07.01に行われた「集団的自衛権の行使を容認する閣議決定」が憲法に違反しています。憲法に違反した閣議決定をもとに「安全保障法案」を作ったとしても憲法の枠内に収まるはずもありません。「違憲」です。十分な審議をと言いますが、憲法に違反した「法案」をいくら時間をかけて審議したところで「合憲」になるはずもありません。説明が不足しているという人もいますが、いくら説明を重ねられてもカラスは白くはなりません。
「総理に食事に誘ってもらう」ということは私には分かりませんが、おそらく居心地がいいのでしょうね。しかし国民は馬鹿じゃないからそんなマスコミや記者の書く記事などお見通しだと思います。
(ID:19005377)
孫崎先生のおっしゃる通りです。
山田孝男という人物、イヴァン・イリイチ タイプでしょうか、それとも俗物でしょうか。いずれかにあることは間違いない。スイスに引き合いに出すなんて笑止千万。毎日新聞の読者は怒れ!文章もへたくそ。自宅に呼ぶだけでこんな記事を書く。なめられたものですね。週刊文春の編集長が安倍政権に売り込みに行ったらしいが、そこまでは堕落してはいないのでしょうが、同じようなものです。明確なのは彼がジャーナリストでないということです。業界紙の記者並ということです。