5月31日大阪で、「高浜原発 NO!再稼働」集会がもたれ、私は「原子力政策と日米関係」を話した。同じく、飯田哲也氏は「原発と自然エネルギー」について論じた。
自然エネルギーと言うと、多くの人のイメージは「理想をいうのもいいが、国都が高くて現実的でない」の印象があるが、太陽光を中心に急速に現実化の道を歩んでいる。この中、経済産業省を中心とする政府は原発の再稼働に必死で、自然エネルギーの実現化にブレーキをかけ始めている。飯田哲也氏講演の主要点。
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自然エネルギーの発電は、原子力発電量を上待っている。
(2000年から2005年の間に自然エネルギーの発電は原子力発電量を上回り、
その後、その後、自然エネルギーは急速に上昇、他方原発の発電量は減少している)
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太陽光発電価格は電力価格を下回
(参考:米国エネルギー省は、電力事業者による大規模太陽光発電システムの発電コストが、2
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コメント
残念ながら,皆様のコメントと同様に,まずい方向にどんどん進んでいる,と考えざるを得ない。
悪い方向に向かっていると感じさせない,考えさせないような情報が支配する世の中,単純に「日本は素晴らしい」などと洗脳する社会は恐ろしい。そのような中で,皆「今さえ儲かればよい」あるいは「生きるのに必死」という格差社会になっている。
「日本を取り戻す」というのは,そのような物欲に支配された考えから,節度のある考え方(仏教・儒教思想++)の支配する社会を取り戻すことではないか,と思うのですが。
地震、噴火、戦争、テロ攻撃等の危険、決して安価ではないコスト等々、数々の原発否定要因があるにもかかわらず、政府がそこまで再稼動にやっきになる理由がどうしても理解できない。やはり核武装への色気が根底にあるのだろうか。
自然エネルギーが社会を支えるのは確実のようだ。
フォーリンアフェア・アフェアーズ・リポート5月号「実用化に近づいたソーラーパワー」:いまやソーラーパワーは他の電力資源と価格的に競い合えるレベルに近づきつつあり、2050年までに、ソーラーエネルギーは、世界の電力の27%を生産する最大のエネルギー資源になると予測されている。ソーラーパワーの急速な台頭を説明する要因としては、政府の促進策、低価格化と効率化、・・技術革新などを指摘できる。今後・・生産コストは8-12%低下・・、蓄電技術の深化も・・支えることになるだろう。・・太陽光に恵まれた地域における新しい住宅のほとんどの屋根にソーラーパネルが設置されるとしても、いまや不思議ではない。
(ID:18367902)
残念ながら、この国は、足ることを知らない物欲にまみれた国であり,天災が過去現在未来にわたって必ず起きるものであり、その大きさは過去のデータによって推測する程度の科学技術しか持ち合わせていない。知恵が足りないのです。
天災の怖さを知らないわけはない。知っているのであるが、時間的経過によって忘れようとする意識が強く、極端にいうと忘れてしまうのです。この天災との戦いを数限りなく繰り返してきて乗り越えてくると、天災とうまく付き合うようになる。日本人は他民族と比べ、順応性という面では素晴らしい能力を持っているといえる。問題は乗り越えられる天災をはるかに超えた原発事故の被害をどのように考えるかということである。乗り越えるには、極めて困難な問題が何世代も続くということであり、最悪の場合は、日本民族が消えてしまいかねないという思考が麻痺している、あるいは考えないことである。利権を排除し、冷静に物事を判断する賢さが日本人、特に国会議員にに問われているのではないか。