日米関係を考える際、極めて重要なポイントは、「戦後日本が海外から攻撃されなかったのは米軍がいたからか」という点である。
この問題を考える際、第2次大戦以降の国際関係の流れを考える必要はがある。
第2次大戦以降、軍事関係を構築してきたものに4つの大きい特色がある。
第一に核保有国米国とソ連(ロシア)、米国と中国は絶対に戦争できないという考えが当事者に成立していることである。
米国が核兵器の分野ではソ連(ロシア)や中国に圧倒的に勝っている。しかし、如何に勝っていても、ソ連(ロシア)や中国が米国を核攻撃で先制攻撃すれば、米国は崩壊する。
ソ連(ロシア)や中国もまた、米国が核攻撃すれば、国は消滅する。
軍事衝突になれば、途中でやめられない。どんどんエスカレーションする。したがって、米国とソ連(ロシア)、米国と中国は軍事紛争に入るのを極力避けてきた。
これと関係し米国は悪兵器の使用を避けてき
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
中国脅威論とは一体なんなのか。
私は「日中間での棚上げの合意」があることを知っていたので、
日本政府の対応にずっと疑問を覚えていた。
メディアが一方的な報道ばかりするため、判断が一方的になりがち
だが、近年の日中間の事件を一つ一つ詳細に見ていくと、必ずしも
「脅威」と呼べるものではないことがわかるのです。
【漁船衝突事件】
・真相は大した事件ではないのだが、「中国が責めて来た」と、
当時日本中が大騒ぎした
・中国漁船の船長は重度のアルコール依存症で、逮捕当時、
立てないくらい泥酔していたことが解っている
【レーダー照射事件】
・民主党政権では偶発戦争を避けるため、中国艦艇との距離を
15カイリ以上と決めていたが、接近を許したのは安倍政権
(岡田前副総理の衆院予算委で質問を参考)
・そもそも、自衛艦「ゆうやみ」は、尖閣諸島から遠く離れた
「日中中韓線付近」で、中国艦と3キロもの至近距離で、
いったい何をしていたのか
・中国メディアの報道によると、中国艦船長は「自衛艦がいきなり
急接近したきたので驚いて射撃用意をしてしまった」と述べている
【自衛隊機接近事件】
・日中とも互いに「相手の航空機が挑発してきた」と非難合戦
・真相は定かではないが、中国側が撮影し公開した動画を見ると、
確かに自衛隊機の側から接近している
【防空識別圏問題】
・日本版NSC設立や秘密保護法策定、米国の対中包囲網、日本の
セキュリティ・ダイアモンド構想に反応した結果だと思われる
・従来の防空識別圏は、中国側に食い込む形(中国に不利な形)で
設定されていた(米国が設定したものを日本が引き継いだ)
本来、日米は批判する立場にあるのだろうか
「漁船衝突事件」の前には、胡錦濤が来日して、自ら福原愛選手との
卓球試合をして友好をアピールしているし、習近平は時期主席として、
無理を言ってまで陛下にご挨拶をしている。
我が国(尖閣)を攻める、喧嘩する用意があったのだとすれば、
こんなパフォーマンスをわざわざするのだろうか。
中国はアジアの盟主(地域覇権国)となることを目標としており、
日本を含む周辺国をわざわざ怒らせて離反させることは、米国を
利するだけであり、動機的におかしいのです。
我が国にとって、安全保障が真に問題になる相手は、北朝鮮でしょう。
嫌々ながら面倒を観てきた中国からもとうとう見放され、
国際社会から完全に孤立。
自暴自棄となり、ハードランニング路線を突っ走っている。
本気で危ないと危惧しています。
私は北朝鮮をここまで追い詰めたのは、韓国の無策と強行路線ではないか
と思っています。韓国の現政権(ハンナラ党)を厳しく非難したい。
特に李明博は、北朝鮮との関係を徹底的に損ねた原因を作った
「太陽政策の放棄」の責任を追及されなければならないはずです。
しかし、韓国政府は、この失策を誤魔化し、批判の矛先を逸らすために、
慰安婦問題のような反日にすりかえている。
taco2008さん
北朝鮮を追い詰めたのは韓国などではなく米国です。
朝鮮では冷戦を終わらせないのが米国の利益ですから。
現在の韓国の支配層は米国に盲従しているのです。
半島に戦争の危機を温存することは米国の産軍複合体
にとって死活的利益です。
なにしろ、日韓は費用対効果がよいとはいえない米国
製兵器を気前よく買う代表選手です。
あと、サウジアラビアと。
キムデジュン、ノムヒョンの10年はかれらにとって悪夢
だったはず。
最後の慰安婦のくだりは頭の悪いネトウヨのようで感心
できませんね。
この問題を一気にメディアのメインフレームネタにしたのは
安倍晋三が河野談話を見直すとぶちあげて以降です。
猛反発をうけていまでこそ引っ込めましたが。
そのせいでこれまであまり世界の知るところではなかった
この話題を世界中が知ることになりました。
強制連行などなかった。
人身売買だ。商取引だ。
国や官憲は関与してない。
民間のやったことだ。
こう叫べば日本の名誉は守られると考える幼児性...
実際はどれほど名誉をそこなったか。
国賊、安倍晋三。
いや、ちょっと興奮して、ネトウヨってしまった。
(ID:18367902)
尖閣諸島棚上げと日中友好条約の当時の状況を間文化的に直視する必要があります。
①当時、日本は、輸出量の限界にあり、新たな販路の開拓が必要であり、中国市場は日本の企業にとっては魅力的な市場であった。
②中国は経済的発展なくしては国力の拡大はできず、政経分離して、外国との交易を求めていたが、米国が大きな壁となって、経済拡大策が進まない状況にあった。
このような状況の時、我々の先人たちは、裏表の外交を活発化させ、尖閣を棚上げにして、中国とウイン、ウインの関係を得るために、尖閣棚上げを行ったのは、日中の当時の状況からは、必然的流れであった。日本は中国との交易に狂喜し、細部に及ぶ技術移転まで行ってきた。節操のない中国詣での結果が今の姿であり、現在の中国に不満があるというのであれば、責任は日本にあるといえる。日本は、節操なく、世界のどこでも、エコノミックアニマルの言葉のとおり、モノを売り歩いたのです。当時はそのようなことができたのです。問題は一流の経済大国になり、有り余るお金を保有し、世界一の債権国になりながら、過去の亡霊「エコノミックアニマル」を再現しようとしています。さらに大きな問題は、米国の警察機能の肩代わりをしようとしていることである。具体的には、近隣諸国、特に中国の海外進出に対し、日本が米国の権益を守ろうとしており、中東ではイスラエルの国力拡大に手を貸そうとしています。このような動きは、積極的平和主義ではなく、日本が先頭に立って、中露との敵対関係を拡大しかねないといえます。日本の利益と合致した先人の近隣諸国との友好関係の基盤が、安倍政権によって瓦解していく姿は、日本の歴史を間文化的の鳥瞰直視できない愚かさの表れであるといえます。