『戦後史の正体』では岸元首相について、相当書き込んでいます、岸首相が米国で如何に歓迎されたか、そしてそれは米国のエージェントに演出されたことを書きました。
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戦後、岸信介の周辺には、米国の影の部分が徘徊しています。
岸自身、『岸信介証言録』などで「コンプトン・パケナム、ニューズウィーク東京支局長が、岸の幹事長時代、英語を教えるということで、週一回岸の家を訪れていた」ことをのべています。
米国は岸に首相になる前から注目していたのです。
岸は戦前にジョーゼフ・グルー駐日大使(一九三二年から四二年)とも交友関係をもっていました。グルーのゴルフ仲間です。
なによりも冷戦が始まるなかで、米国が日本を「共産主義に対する防波堤」とする決意をかためたとき、岸信介など、第二次大戦に関与した勢力の利用が考えられ
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コメント
アイクの辞任演説の時の内容と表情をTVでみて、アイクの人間性にすっかり感心したことを私は思い出す。彼は相手の人間性を読み取り、相手を上手に使うことが出来る人間でした。岸を利用するためにパケナムに岸の私邸へ英語を教えるために通わせる。
この仕事は米国人がとても嫌がる仕事です。パケナムは岸の私邸へ通っていれば、岸の全貌を推察できる。アイクが岸を超特別なゴルフコースへ正体すれば、アイクはますます岸の人間性を知ることが出来る。アイクは見事に岸の全貌を探り出した。そして岸を利用した。
アイクはWest Pointの劣等生だと言われていたけれど、彼の母が熱心なキリスト教徒で毎日アイクの無事を祈っていたという。アイクは母の影響で聖書を読んで人間存在の実態を非常に良く知っていたに違いない。それがアイクの人間性と推理力をやしなったことになる。そして日本を上手に利用した。安保のとき日本事情に詳しいライシャワー博士が東京へ米国大使として駐在しておられて、日米関係を上手に運ばれた。アイクの功績は実に大きい。
元ジャパンタイムズ編集長の島津論文によれば、安倍首相の神戸製鋼時代仕事仲間に村井秀夫がいたそうだ。父安倍晋太郎が核兵器製造を目指し、オウム真理教を窓口にしてロシアの核技術者を雇っていたらしい。岸・安倍通じて韓国の統一教会、KCIA、CIAは親密な仲間。カルトの作り方も簡単だったわけだ。サリンは序の口で村井は核に詳しい研究者として見込まれたのだろうか。仲々宗教組織として認められなかったオウム真理教を石原都知事が認めるよう指示したというが、やはり核兵器製造のためか。
結局全てを知る村井は刺されてむごいものだ。ブラック過ぎる。これ以上のスキャンダルはないだろうに。
岸さんも安倍さんも米国の権力者に近い関係を持つから、日本は米国に牛耳られているという議論が正しいとすれば(多分正しいだろう)、初代総理の伊藤博文や勤皇の志士坂本竜馬らが英国政府のcovert actionの手先であった故に明治政府は英国に牛耳られてロシアや清と戦争したと言うのとどこが違うか。所詮、欧米先進国の悪いやつら(列強)のなかで日本はそんな程度の国なのさ。それでも、日本は国民の努力で2015年の今でもGDP大国でいられるのだから、牛耳られようが何しようが良いんだよ。必ずしも、抽象理論に強く、悪企みが得意な奴らが現実問題で必ず強いというわけでもないところが面白い。日本に軍隊のあり方を教えた英国は、第二次大戦の初頭ではシンガポールを奪取され、戦艦を失ったし、今になってみると彼らが発明した鉄道に置いては日本から新幹線技術を輸入しているという訳だ。アメリカは得意な自動車産業や製鉄で徹底的に日本に敗れた。
(ID:47773298)
戦後政治の妖怪と言われる理由が分かりました。東西の冷戦が岸をまた日本を利することになった。また米露の関係が厳しくなりつつありますが、安倍さんはまた岸さんと同じような立ち振る舞いをしていますね。