事実関係A「関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町、定期検査中)の再稼働をめぐり、福井地裁の樋口英明裁判長は14日、住民らの訴えを認め、運転を禁じる仮処分決定を出した。原発再稼働の可否を決める新規制基準は「緩やかにすぎ、合理性を欠く」と指摘し、新基準を満たしても安全性は確保されないと判断。政府の原発政策に根本から見直しを迫る内容となった。」(朝日新聞)
事実関係B: 仮処分決定の要旨全文
①基準地震動である700ガルを超える地震について
基準地震動は原発に到来することが想定できる最大の地震動であり、基準地震動を適切に策定することは、原発の耐震安全性確保の基礎であり、基準地震動を超える地震はあってはならないはずである。
しかし、全国で20カ所にも満たない原発のうち四つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える地震が2005年以後10年足らずの間に到来している。本件原
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コメント
PL紳士さんに同意。
高裁の判事は地裁にくらべて政治家ぞろいですから。
だから出世したともいえますね。
最高裁判事のほうがましかどうかは議論があるとしても。
今回の福井地裁の決定は、原発にたいする裁判所全体の
姿勢が変わったのでなければ、ほぼ確実に地裁で覆ります。
北朝鮮のミサイルですが、軌道上の人工衛星を破壊できる
中国とことなり原発をピンポイントで攻撃できる精度はとても
ないと考えられています。
また、それはしないでしょう。
米軍基地と自衛隊基地に攻撃を集中するはずです。
それこそが自国を攻撃してくるわけですから。
原発のミサイル攻撃にたいする脆弱性などを言い募って
原発の危険性を訴えてみた所で原発推進勢力にとっては
カエルのつらに小便です。
逆に北朝鮮のミサイルにたいする防衛網整備とやらの軍拡
路線の口実にするでしょう。
ほぼ確実に地裁で→高裁で
裁判官は700ガル、あるいはそれ以上の地震に対する発電所の耐震性を論じているけど、阪神淡路島大震災のとき、六甲アイランドにある竹中工務店の地震計は横揺れ319ガルに対し縦ゆれは507ガルだったんだよね。それでもあれだけの被害がでたということは、700ガルの地震なら、近辺の建物は完全に倒壊し、住民はその下敷きになり、残っている建物は原子力発電所だけとなり、無事なのは発電所に勤務していた関西電力の人だけになるんじゃないかな。そうすれば、その人たちもいっそ死んでしまった方がよかったなんて思うかも。
(ID:18367902)
地球上の生き物という生き物すべてが、地球上の生き物として生きる権利が、すべてに優先するという素晴らしい判決である。米国の競争原理に犯されない国際的思考に耐えられる判決であり、大変うれしい。
此の事とは別であるが、案の定、民主党が大敗した。消費税増税、原発再稼働、特定秘密保護法、集団的自衛権、TPPなど自民党の掲げる政策と大きく変わらない政策を掲げていては、自民党の補完政党に過ぎなく、民主党を選ぶ人などいないでしょう。同じ考え方であれば、自民党を選ぶに決まっています。官僚崩れ、労働組合幹部崩れ、日教組幹部崩れであっては、労働貴族として、威張るだけであり、国民の中で汗水流し国民の心を心とすることなどできない。この政党が、社民党のような末路になるまで、二大政党が成立せず、自民党の天下が続くのでしょう。ただ、自民党が独断的政策ばかり続ければ、どこかでいっぺんに瓦解します。民主党の敵失による低選挙率に救われているに過ぎないのであるから。