民主主義化のマスコミの役割に、政権監視の機能があるはずだ。

 もし、その機能を果たせなくなったら、民主主義は危機に瀕する。

メルケル首相訪日の際に、「言論の自由」に言及し、「私は言論の自由は政府にとっての脅威ではないと思います。民主主義の社会で生きていれば、言論の自由というのはそこに当然加わっているものであり、そこでは自分の意見を述べることができます。法律と憲法が与えている枠組みのなかで、自由に表現することができるということです」と発言したことだ。彼女の頭の中に、「日本は今、言論の自由が脅かされている」があるのでないか。

 残念ながら、読売、そして朝日も「安倍首相御用新聞」になってしまった。

 もし、そうでないというのなら、次のような記事が今日、朝日、読売に掲載されることはあるか、問うてみたらよい。

 311日付東京新聞「不安倍増」略して「安倍」?

人間のすることと