今、日本は自己破壊の道に進んでいる。

総選挙で、或いは変化があるかと思いきや、どうも逆の要だ。占拠後、益々、日本は自己破壊の道を加速することになりそうだ。

日本が日米開戦の道をひたすら進む中で、彼らなりに軍部と戦った人がいた。そして敗れた。彼らの声。

A:上村伸一(外務省東亜局第一課長、政務局長を歴任、)

(出典『破壊への道』)

「昭和の動乱期を通じて、私の痛感したことは日本の世論の頼りなさということである。

 軍人も国民の一部だから、国民から全く遊離した存在ではないはずだし、軍閥が全権を握るに至ったことについても、国民の側に一半の責任があるものと信ずる。 

 日華事変から太平洋戦争にまで突入するに至ったことは軍人が全権を握るに至った結果であって、我々が深く反省すべきは、戦争に突入していくよりも、むしろもっと根本の問題である国民の心構えという点にあるのではな