27日読売新聞は「首相国連演説 常任理事国へ戦略的に挑め」という記事を掲げた。

もし、戦略的に挑めば、国連常任理事国入りがあるように書いている。

物事を「戦略的に挑む」なら、まず情勢判断を正確に行わなければならない。

今国連改革で、国連常任理事国入りを論ずる時、その最大の関心は、現在の国連常任理事国は、米英仏中ロと第2次大戦戦勝国中心、いわゆる「先進国中心」で、幾つかの大陸、中南米、アフリカ、中近東、ASEANやインド亜大陸等が十分な発言を得ていないことにある。

今日、国連改革で日本を重視し、日本を国連常任理事国に中南米、アフリカ、中近東、ASEANやインド亜大陸より重視して国連常任理事国入りを主張している国、日本以外にあげて欲しい。多分どこもない。そのような中で、「どう戦略的に考えたら」、日本が国連安保理入りできるというのか。

国連安保理自国入りして、政治紛争処