米国は「イスラム国攻撃」の有志連合を形成しようとしている。

有志連合の形成に極めて重要なのはトルコである。ケリー米国務長官は12日、トルコの首都アンカラを訪問し、ダウトオール首相等と会談している、

トルコはシリア、イラクとの国境が1300キロという。シリアとは900キロ。シリア、イラクに拠点を持つためには、武器、人員の供給を絶つため、トルコの協力が重要である。

トルコが協力を躊躇する最大の理由はクルド問題である。

今日、米国は「イスラム国」と戦うために、クルドに対して積極的に武器供与を行っている。

他方、トルコにとって安全保障上の最大の脅威はクルド人の自治要求である、トルコ軍はこれと長年戦ってきた。従って、「イスラム国との戦い」にクルドが中核になる限り、戸津子としてはその協力に躊躇せざるを得ない。

これに加え直近の理由は

  1. 本年6月イラクのモスールでトルコ領事館が襲撃さ