嬉しいことに、韓国で私の本は3冊翻訳されている。『戦後史の正体』、『日本の国境問題』『日本を疑うニュースの論点』で、同じ出版社である。今回、出版社に呼ばれ韓国に出かけた。「売れていますか」と聞くと「そう売れてはいない。しかし、この本を出版することで評価が高まった」と述べていた。
この訪問は新聞社2社とテレビ会社の取材に応ずるために出かけたものである。
事前に質問状が来ているので、これを見ていただければ、何に関心があるかがわかる。
A: 朝鮮日報
1. 韓国と日本は現在、首脳会談ができないほど外交的破綻状態にあります。その原因は何だと見て、解決策があればどのようなことですか?
2. 日本政府は独島を自国の領土だと主張しています。これに対して韓国国民は憤っています。独島問題についてどのような意見を持っていらっしゃいますか。
3. 先生は著書'日本の領土紛争'でドイツが
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コメント
友好というのは簡単ですけど、本当に信頼関係を築くのはとても難しいことですよね。日本が侵略したことも事実ですしね。そういう事実の認識をそっちのけての信頼というのはありえないでしょうね。でももしも変わらなければいけないのはどちらかと問われれば、僕は迷わず韓国(朝鮮)だと答える。もちろん日本の態度も良くない。でもここまで日本人を辟易させてしまったのは韓国の方だと思う。個人的に、韓国人が嫌いということはない。それほど興味がある国ではないけれど、積極的に嫌う必要もない国だと思っている。統一・友好関係の必要性を唱える人には賛同するし、敬意さえ覚える。でも自分が何かするかといえば何もしないだろう。それが徒労ではないと確信するまで積極的に働きかける意味を感じない。
自民党はまた慰安婦問題を持ち出して政治利用しようとしている。
我が国にはそんな余裕はないはずなのだけど、自覚がないのだろうか。
国民も辛い現実から逃避したくて、思考停止に陥っているのでは。
本当に怖いことだと思う。
こんなことばかりにかまけていれば、国が駄目になるのは目に
見えているし、残念ながら、これから日本はアジアの辺境にある
二等国に転落していくでしょうね。
今までの高い生活水準を維持していくことは困難でしょう。
自民党の国会議員どもは、馬鹿な事ばかりやってないで、
お願いだから、やるべきことをしっかりとやって欲しい。
<政治の優先課題と優先順位>
①原発事故の収束
②経済・雇用対策
③少子化対策、地方活性化
④年金・社会保障対策
⑤周辺国との関係改善
なんかもう、ここで活動しているのもアホらしくなってきた。
またしばらく離れて、目先のことに専念しようと思います。
より一層、生活自己防衛の必要性が高まってきますから。
そういうわけで、皆様よろしくお願い致します。
今から40年ぐらい前であったと思うが、仕事で最初韓国を訪れた時、商売相手の人はおくびにも日本人に対する敵意を示すことはなく、民族のいい加減さを嘆いていた。日曜は暇なので、外を歩いて感じたのは、人々が絶対に目を合わせない、目をそらすような感じで、気分的にいい気持ちがしなかった。当然、映画とか音楽など日本の文化は遮断していたと記憶している。キムデジュン氏の政策変更によって、日本と韓国の交流が始まり、村山談話、河野談話により友好関係が深まってきたら、安倍総理、橋下市長などの発言があり、振り出しに戻りつつある。おろかな自民党は河野談話の見直しをするという考えられない愚かなことをしようとしているのです。基本的に、日本と韓国では、文化、習慣など大きな違いがあり、その違いをお互いに否定しあっては、永遠に本当の友好は築かれることはない。近親憎悪なのだろうか。
(ID:18367902)
孫崎さんがどのようにお答えになったか、分からないが、難問ばかりである。
一番大切なことは、私たちの立ち位置が、一つの物の見方考え方に偏向していないかどうかである。極端に言えば、日本は正しく、韓国は間違っていると考えれば、永久に解決しない問題ばかりである。
唯一、解決する方法は、日本の今まで侵略のみならず併合は、間違いであったという観点から出発しなければならない。誠意をもって謝罪し、韓国と対等平等であるという意識の元に個別問題を議論していかなければならない。議論して解決しないことは「棚上げ」にすることであり、後代に解決することである。尖閣の先人たちの残した教訓を今一度噛み締めて考えることである。勇ましい一方的考え方は、どこかで衝突しかねないが、何よりも大きな損失は、友好関係が展開できず、お互いに経済面で大きな損失が出ることである。中国との関連を含め、日本の受けている打撃は計り知れない。