04月21日読売新聞(online)は“「首相は日本のレーガン」米議員の表敬相次ぐ”の標題で、次を報じた。
「安倍首相は21日、首相官邸で米下院議員団の表敬訪問を受けた。
今年に入って公務で日本を訪れた米国の上下両院議員はすでに40人以上となり、昨年1年間の26人を上回っている。
21日に首相と会談したのは、米下院共和党ナンバー2のエリック・カンター院内総務、ポール・ライアン予算委員長ら民主、共和両党の下院議員9人。ライアン氏は、2012年の大統領選で、共和党の副大統領候補となった若手有力議員として知られる。
首相は「日米同盟を強化していくため、国民を代表する議員同士の交流が重要だ」と来日を歓迎。ライアン氏は「首相は『日本のロナルド・レーガン』と呼ばれ、共和党では特別な褒め言葉だ。我々は日米同盟を非常に重視している」と語り、今でも米国で根強い人気があるレーガン元大
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コメント
操り人形とは言い得て妙な言葉です。
レーガン元大統領は、強いアメリカの復権であり、一国主義、世界の警察の象徴であるが、残念なことに、現在はお金が枯渇しており、兵隊は度重なる中東戦争で厭戦気分が強く、戦争を仕掛けられる状況にありません。米国の強いアメリカを夢見る人たちには、米国の代わりに戦争できる兵器、兵隊を整えようという安倍総理は、神様に近いのでしょう。
私の様な50代の中年が子供のころTVで見て「うらやましいな。」と思っていたのは、「奥さまは魔女」とかのドラマに出てくるアメリカの中流家庭でした。
郊外の一戸建て、スーツ姿のサラリーマンの夫ときれいなオープンキッチンで料理をする奥さん、スプリンクラーのある芝生のきれいな庭と大きな室内犬、そして可愛い子供たち。
全ての階級の国民がこのような生活を手に入れられる事をアメリカの理想としたのが第37代大統領リチャード・ニクソンでした。
高額所得者と企業から多くの税金を集めその所得を教育や医療、福祉等の社会保障にあて国民に再分配するという政策は一部から大きな反感をもたらしました。
その結果第40代大統領ロナルド・レーガンが登場します。
福祉政策重視だったニクソン大統領と対照的にレーガンは新自由主義を推進していきます。
すなわち、効率重視の市場主義を基盤とした政策を次々と打ち出していきました。
大企業の競争率を高める事で経済を上向かせることが米国経済を立て直すという事で、企業に対する規制を撤廃、緩和、更に法人税の減税、そして企業の大きなコストである人件費の削減の為の労働条件の削減を許す法律を次々と通し、社会保障の削減を行ったという事です。
それでも人件費の安い海外の製造業に負け、その結果中間層が転げ落ちていき貧困層となってしまいました。
次に出てきた産業の主流が、金融、IT、コンサルティング等、多くの人員を必要としなかった為、所得格差が急速に広がって、現在の合衆国のようになってしまったという事です。
今、安倍首相が「レーガン」と言われるのはそういうことでしょう。
読売が、オバマ大統領単独書面インタビューで、「尖閣諸島も日本の施政下にあり、日米安保5条が適用される」と述べたと伝えている。お土産狙いのリップサービスの感じがするが、本当に内外に発信するのであろうか。発信した場合の中国の出方は注目となるが、多分共同声明には盛り込まれないのではないか。お土産は、たっぷりいただいていくのでしょう。