2014年4月5日朝日新聞(web版)は「石破幹事長「自衛官の死傷は政治家が覚悟しなきゃ」の標題で次を報じた。
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自民党の石破茂幹事長は5日のテレビ東京の番組で、アフガン戦争で集団的自衛権を行使した国の軍隊が多数の死者を出したことから「日本にその覚悟があるか」と問われ、「政治が覚悟しなきゃいけない。内閣が吹っ飛ぶからやめとこうというのは政治が取るべき態度ではない」と述べた
また、安倍政権は現在、集団的自衛権の行使は、原則、他国に自衛隊を派遣しない方向で検討しているが、石破氏は記者団に「地理的な概念で制約されるものではない。遠隔地でも日本に重大な影響を与える事態が起きた時、行かないのは日本の抑止力としてどうなのか」と疑問を呈した。
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今まで、日本の政治家で、公然と「
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1.与謝野晶子には社会批評家の一面があった。社会の不正に対して、するどく異議を申し立てた。
ああをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ
この詩は有名だが、発表後ただちに激しい非難があびせられ、晶子はきちんと反論した。「売国奴」「乱臣賊子」といったののしりがとんできた。反戦を訴える「危険思想」とみなされた。
「当節のように死ねよ死ねよと申し候こと…」晶子は明快に答えている。忠君愛国を言い立てる人は、自分は安全な場所にいる。教育勅語などの権威をかさに死を美化するほうが、「かえって危険と申すものに候わずや」。女としての生活者の感覚から男社会をながめ、ややもすれば無批判にまかりとおる「男の論理」を痛烈に批判した。(池内 紀『文学フシギ帖』)
2.1969年に亡くなった長谷川如是閑に『戦争絶滅受合法案』という短文がある。月刊誌『我等』昭和4年1月号に載ったものである。
戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、10時間以内に次の処置をとるべきこと。即ち左の各項に該当する者を最下級の兵卒として召集し、出来るだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。
1 国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず。尤も男子たること。
2 国家の元首の親族にして16歳に達せる者。
3 総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4 国民によって選出された立法部の男性の代議士。但し戦争に反対の投票を為したる者は之を除く。
5 キリスト教又は他の寺院の僧正、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。
上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として召集さるべきものにして、本人の年齢、健康状態を斟酌すべからず。但し健康状態に就ては召集後軍医官の検査を受けしむべし。
上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦又は使役婦として召集し、最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし。(淮陰生『完本一月一話』)
なるほど、これなら安倍さんは集団的自衛権行使の解釈改憲(=憲法破壊)を止めるでしょう。流石の石破さんも「自衛官の死傷は…」の発言を取り消すでしょう。
(ID:19005377)
私は平和主義者だから使いたくないことばだけど、彼らは卑しいジャパンハンドラーの走狗以外の何物でもないということです。こういう種類の政治家が主流派として出てきたことは私の知る限り古今東西皆無だと思います。原発の再稼働といい国ごと外国の為の傭兵化をたくらむことを許してしまおうとするこの国の主体性は一体何なのか、今、原因を解明し治療に取りかからなければ、後世に膨大なツケを押し付けることになります。
(ID:13534346)
3>『戦争絶滅受合法案』素晴らしいですね、是非、内閣決議で決定して頂きたいです。
石破さんも「私が自衛官として最前線に参加し死傷の責任は自分で取る。」くらい言ってほしいものです。