3月31日産経は「胡錦濤時代の中国最高指導部員、周永康でロイターは、本人、親族や部下ら300人以上が拘束され、差し押さえられた資産は総計で900億元(約1兆4900億円)以上と報じた。中国国営メディアも報道。銀行預金が370億元内外の債券が510億元。不動産300軒以上」と報じた。
ここで、周永康の党内での立ち位置が問題になる。
中国にはいくつかの政治閥が存在するとみられその有力閥が、江沢民を中心とする上海閥であり、その有力メンバーが周永康であった。
周永康は党内で影響力を持つ江沢民元国家主席の側近とされ(妻が江沢民の姪と言われてきた)、「石油閥」の有力者とされる。(1966年に北京石油学院を卒業後、石油管理局長を経て、1985年に石油工業部副部長(次官)となる。1988年、中国石油ガス総公司副総経理となり、1996年に総経理。1998年、朱鎔基内閣で国土資源部長(大臣)に就任)
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コメント
上海閥か、国際資本に近いという人も多いですよね。中国の政治力学って全く無知だけど、本当のところどんな感じなのでしょうね。極東の緊張を意図的に作っているのが上海閥だとしたら、日中関係は少し改善するのかもしれませんね(甘い?)。軍産複合体の力が弱まっているということでしょうか?習近平が中国のプーチンになるならいいことですね。日本も見習わないと。
中国もロシアもそしてイスラムの人々も英米的な価値観に屈服しないという意味で立派だと思う。それが民族としての誇りですよね。それを失ってはいけないと思う。本当に何もなくなってしまうから。でも僕は思うけれど、その民族が生み出すものピークはそう何回も訪れない。中国がアメリカに変わる経済大国になっても、それは中国が生み出した文化・文明ではない。きっと今の時代に求められているのはもっと違うものだ。
(ID:18367902)
体制の違いはあるが、日本でも汚職の摘発、金権政治打破は、その正当性いかんは問えないが、政治の世界を揺るがした。中国も、一つの時代を乗り越える一つの注目すべき変化が起きていると見るべきでしょう。江沢民時代は終焉に向かっているというより、江沢民的汚職金権政治が摘発されていると、前向きにとらえるべきであり、中国非難の材料にしても、日本にとってプラスにはならない。揶揄することは避けたいものです。