PHPが月刊誌『PHP』に掲載された連載「この人のことば」「こころにひびくことば」の記事を再編集し、書籍化したのが『心を豊かにする100の言葉』である。かなり昔に記載された者だから加藤道子、杉村春子、木村尚森口華弘、小林秀雄、東山魁夷、阿久悠、井深大、斎藤茂太、ミヤコ蝶々、時実新子、加藤寛、市川昆、今村昌平、小森和子、天野祐吉、上坂冬子、中村富十郎、立亀大亀、水野晴郎、松本幸四郎、森毅、多田道太郎、松本清張、白川静,土居健郎、平山郁夫、観世英夫、秋山庄太郎、土門拳、粟屋のり子、森繁久弥、岡本太郎、小笠原英法、桂文枝、やなせたかし等多くの人が亡くなっている。
私の発言も載っている。
私は外務省で浮き沈みの激しいキャリアを経てきていたので、いつか、「深い谷間にいる」と感じていたのであろう。
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「深い谷間にいる者が山頂の素晴らしさを知る」
ニク
コメント
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"心を豊かにする~"-最近読み返した「ゆたかさへの旅」(森本哲郎著/1972)という本からの一節を-
「日本はぜんぶアメリカ式ですから。軍隊からスポーツ、ファッションまでねえ・・・・・・エヘヘヘヘ」
「...どうして、こうもアメリカ的になっちゃったんでしょうかね...やっぱり占領の影響でしょうかね...」
「アメリカ人とまったく異質なのは、中国人ですよ。もし、人間を二通りに分けるとするなら、ボクはアメリカ型と中国型とに分けますね...アメリカ人には三つの大きな欠点がある。能率と、几帳面さと、功名欲である。この三つがアメリカ人を不幸にし、ノイローゼにしている。そして、この三つが、人間から、のんびりした愉しい午後を奪ってしまっている・・・・・・」
「そういや、日本人もそうですね。しかし、じゃあ、中国人はどうだっていうんです」
「ここに書いてありますよ...たとえばアメリカ人の編集者は、誤植がないように血眼になって努力しているが、中国人の編集者は、もっとずっと賢明である。読者に誤植を発見するよろこびを与えているからである」
一方、"言葉"といえば、(こじつけですが;)昨日たまたま買った「週刊読書人」に言語学者、ノーム・チョムスキー氏の来日講演(3/6)が再現されていた。
・共通善と邪な格率
・富の集中=政治力
・ネオリベの教義の下で
・「トロイカ」の攻撃
・貧困者から金持ちへ
・我々はどんな生き物か
読み応え十分だったが、「戦後史の正体」同様、支配層にとっては都合の悪い話のオンパレードである。
例えば-
スミスは『国富論』の中で、分業に対して、次のような痛烈な批判をしています。「人間の大半の理解力は、その人の職業によって形成される。単純作業をして生涯を暮らす人、それがいつも同じか、ほとんど同じような結果しか生まない作業に従事する場合、人間は(物事を)理解することができず、最も愚かで無知な人間になってしまうことが多い。進歩したすべての文明社会において、労働貧民が大半になってしまうのであり、政府が努力して予防しない限り、必ず人間はこの状態に陥ってしまう」-
来日の際、チョムスキー氏は福島も訪れていた。
http://www.youtube.com/watch?v=z1TydT_DPJ4
来日の件は全く知らなかったが、今のこの国では、一層そういう扱いなのだろう。
(ID:33816504)
「闇が暗ければ暗いほど、星は夜空に輝きを増す」この言葉は、人に例えることもできますね。昨今この言葉が身に沁みます。
(ID:2197362)
ブラックホールは光も出て来れないのに山頂のすばらしさなんてわかるはずはない!錯覚に違いない、と言う可能性を排除するのは難しそうです。予定調和はだいたい崩れますね。黒と白では玄人と素人くらい違うので黒の勝ち。でも黒ばっかりだとモノトーンで退屈なので、いずれ日は昇り、色彩が蘇る。黄泉帰る。暗闇の深さが人生に味わいを与えるというのは本当だろうけど、時期尚早の感じがします。
犬夜叉じゃないけど、神道には「直霊(なおい)」と「曲霊(まがい)」とい言う概念があります。材料は同じでも「勇気」が「闘争」になったり、「愛情」が「執着」になったり「才気」が「グロテスク」になったりします。人間そんなもんですよね。すべて知っているなら、導けるはずですよね?それができないなら、ただのアホです。