孫崎享のつぶやき

天皇陛下の言葉、「智恵子」、そして伊丹万作の論評

2014/01/01 06:26 投稿

コメント:2

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日本は今、曲がり角にある。

 それを示す言葉の一つが、80歳の誕生日における天皇陛下の言葉である。

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戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。

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今後とも憲法を順守する立場に立って、事に当たっていくつもりです。

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 天皇陛下の言葉はまさに日本の現状に危機感をもっての発言と思う。

「平和と民主主義を、守るべき大切なものと位置付けた」「そして憲法を作った」その離脱を図る日本はこの国をどうしようとするのかという思いと思う。

そして象徴的な

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コメント

米国と唯一話し合いが出来、日本と米国の架け橋になれるのは,天皇陛下だけなのであろう。どこの国に出かけても尊敬の念を持って迎えられるお姿を見ると、日本が平和憲法を大切にして、天皇陛下を象徴とする先祖に対する文化が尊敬されているのではないか。
その天皇陛下のお言葉をあっさりとカットしてしまうNHK,国際社会の評価の象徴を無視して平然としている姿は、独善と驕りに満ち溢れた言論界の悪しき代表といえます。国会議員はどうか、国民の70~80%が反対しようが無視して、議員だけで決めてしまいます。経済界は社員を契約社員など差別化によって利益を増大化させ貯めるだけで、株主にも、正規社員の所得を上げるでもなし、設備投資するわけでもない。最近までは、官僚は、表面的には体制に順応するような形を示しながら、裏面では体制批判に等しい考え方を忍ばせていたのであるが、現在は奥行きのない薄っぺらな表現が多くなった。国民が賛成反対をしやすくなったが、それだけ体制順応になっているともいえる。順応しやすい明確な点は歓迎できるが、最大の欠点は没個性であり、指導者の方向が間違えば取り返しのつかない危険な方向にもいってしまうということです。みんなでわたれば怖くないといって、人間恐れを抱かない傲慢さを持ったとき、そのしっぺ返しは同じ量だけ受けなければならないことを知っているのは、戦争を知っている人間だけになってしまったのでしょう。

No.1 132ヶ月前

孫崎さん、新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年のオープニングメッセージにふさわしい内容ですね。うまく言えませんが人間、いいところも悪いところも否応なく持たされていて初め愚かであることは仕方ないことではないかと思います。騙された人間が騙した人間と同じ人間になっていく。ミノタウルスをの住む迷宮に足を踏み入れた勇者がいつの間にかミノタウルスになっている。本来、特に悪人ではなくてもこうしたことは起こってしまいます。そこから回復するのは、やはり本人がやるしかないことですが、僕らはどんな形をしていてもその中には当初あった良心や誠実さが全部損なわれずに残っていることを忘れないようにしなければならないと思います。

自分が未熟だといろんなことがうまくいかないものだと痛感します。人生日々学習というつもりで今年も一歩一歩自己完成に向けてがんばっていきます。

No.3 132ヶ月前
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