孫崎享のつぶやき

秘密保護法の反対を述べるには今から遅いか。遅くはない。将来につながる。

2013/12/05 07:28 投稿

コメント:4

  • タグ:
  • 孫崎享
  • 推薦図書
  • 政治
  • 歴史

多くの国民はようやく秘密保護法の危険性に気付いてきた。

 1日、朝日新聞は「秘密保護法案、賛成25%反対50% 朝日新聞世論調査」と報じた。

 さらに大きいのは映画関係者の動きである。

3日朝日新聞は「秘密保護法案、映画人ら269人反対 。高畑勲監督、降旗康男監督、山田洋次監督ら5氏が呼びかけ。賛同したのは大林宣彦監督、宮崎駿監督、是枝裕和監督、井筒和幸監督、俳優の吉永小百合さん、大竹しのぶさん、脚本家の山田太一さん、ジェームス三木さんら」と報じた。

 「所詮公務員と新聞社をめぐる話だろう」と思っていたものが、吉永小百合さん、大竹しのぶさん、山田太一さん等が疑問を述べると、我々も真剣に考える必要があると認識し直す人々も多いと思う。

国民の反対の動きも盛り上がってきている。

安倍政権が特定秘密保護法案の成立を急ぐ中、東京・永田町の国会周辺で4日昼、約6千人(主催者

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

特定秘密保護法案第12条第三項の2の一、非常に長い文章の中程に(隠すように)以下の記述がある。
「テロリズム(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で、人を殺傷[中略]するための活動をいう)」
これを素直に読めば、「又は」の前、つまり強く要求するだけで、殺傷の意思がまったく無くても、テロリズムと認定されるということである。自民党の石破幹事長発言は、この法案を先取りしたに過ぎないのだ。こんなデタラメな法案は、廃案にしなくてはならない。

No.2 133ヶ月前

ナチスが共産主義者を弾圧した時
私は不安に駆られたが
私は共産主義者ではなかったので
何の行動も起こさなかった

次にナチスは社会主義者を弾圧した。
私はさらに不安を感じたが、
自分は社会主義者ではないので、
何の抗議もしなかった。

それからナチスは学生、新聞、ユダヤ人と、
順次弾圧の輪を広げていき、
そのたびに私の不安は増大した。

が、それでも私は行動に出なかった。

ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。
そして、私は牧師だったので、
行動に立ちあがった。

しかし、その時はすべてが遅すぎた。

(マルチン・ヌーメラー牧師)

今、こんな時代に入ってしまったと思っています。

こんな法律絶対に運用を許しては行けません。

No.3 133ヶ月前

もちろん、こんな法律をつくってしまう人達が一番問題ですが、選挙制度にも問題があると思いますね。このような法律をつくる事はないと思われる人達を、多く当選させたくても、衆院選の小選挙区や、参院選の選挙区の1人区では、特定秘密保護法への反対票が分散して、結局、ほとんど当選できなくなる可能性は高いでしょうから。

国政選挙の選挙制度について、何か、大きな運動が起きなければならないと思います。

例えば、「国政選挙の選挙制度を完全比例代表制に変えよう」という運動、あるいは、「国政選挙の選挙制度を完全比例代表制に変えるべきかどうかを問う国民投票をしよう」という運動が、盛り上がっていってほしいと思います。(インターネットで検索すると、イギリスやイタリアでは、以前に、国政選挙の選挙制度を問う国民投票を実施した事があるみたいです。)
(完全比例代表制にした方がいいという意見は、上脇博之さんの「小選挙区選挙は廃止しかない(その4:完全比例代表制がベストだ)」というのが分かりやすいです。)
もちろん、今の選挙制度よりも民意をきちんと反映する選挙制度であれば、完全比例代表制以外でもいいとは思いますが…。

No.4 133ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細