1:事実関係

 6日早朝、中国北部の山西省太原市中心部にある中国共産党山西省委員会の庁舎付近で、連続爆発が起きた。一人が死亡、八人が負傷した。日用品で作ることのできる「圧力鍋爆弾」が使用されたのではないかとの見方が浮上している。圧力鍋爆弾は原料に農薬を利用することで素人でも殺傷力の高い爆発物を製造できるとされる。4月の米ボストン連続爆破テロでも使用された。

 公安当局は6日、貧富の格差や社会的不公正に不満を持つ人物による犯行の可能性があるとみて本格捜査に入った。中国外務省の洪磊副報道局長は6日の会見で党の第18期中央委員会第3回総会(3中総会)を狙った事件かとの問いに「(3中総会は)重要な会議。成功裏に開催されることを希望している」と述べた。山西省では炭鉱事業をめぐり、利権争いや労働条件などのトラブルが多発。許認可権を握る官僚の腐敗の温床にもなっている。((6日産経新聞など)。

2:政