私は『戦後史の正体』で「日本の政治家で対米自主を主張する首相はほとんどが短命に終わる、引きずり降ろし方には様々なものがあるが、しばしば特捜部が重要な役割を演ずる、特捜部は歴史的に言えば占領体制下、隠匿物資を摘発するため、GHQに奉仕する組織として出発した」と書いた。
特捜部の一番の問題は何か。
それは巨悪があるから動くのではない。
政治権力の一部として反対勢力を潰すために動くことである。
米国ニューヨークタイムス東京支局長は次のように書いた。
「2009年夏の政権交代前からこれまで、日本では、小沢一郎さんに対して、人格攻撃ともいうべきひどい報道が、ずっと繰り返されてきた。
・小沢さんは、逮捕も起訴もされていない。それなのに、「小沢はこんな悪い人間だ」「あんな悪いことをやった」などと。有罪が確定であるかのように報道されていたし、今なおその影響は大きい。
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コメント
ちなみに小沢一郎さんの財産については、そのほとんどはお父上からの相続財産であり、あとは奥様が実家から受け継いだ財産と聞いています。
確かご本人がインタビューや記者会見で仰られていて、またそういう内容の報道があったとも記憶しています。
つまり一部奥様の財産も含まれていたために、小沢さんはその辺を当初あまり積極的には主張なさらなかったのと推察しています。
それを「小沢=巨悪な利権政治屋」と思い込んでいる現場の検事達やマスコミが、財産は不正な取引で手に入れた物と決めつけた事が事件の発端です。
いわく「小沢ならば財産入手でも不正を働いていたはずだ」とね。
そもそも小沢さんは彼らにとって都合のよくない政治家の代表格でしたから、そう思いたかったのでしょう。
そしてその線でシナリオを描いて官民挙げてのキャンペーンが始まるわけです。
で、検察は徹底的に小沢さんの財産を洗ったのでしょうが、結果は何も出てこなかったわけです。
そうそうこの時はゼネコン各社にも調査がはいっていますよね。
まあなんというか、自分たちで思い込んだ悪党小沢一郎像に、自分たちが振り回されてしまったとそういうことです。
でも現場の動きを上の方は利用して、小沢さんの政治活動を停止させるのには成功しました。
国民も見事に騙されて、いまだに小沢一郎は巨悪と思い込まされ続けていますからねえ、わたしはそれで友人と大喧嘩してしまいました。(苦笑)
自分たちがいかに踊らされているのか、みんな何もわかっていないようですよ。
私は日本人はこの日本という無人国家システムに、明治以来振り回され続けているのだとみています。
そしてそのシステムをうまく利用しているのがアメリカなのですよね。
正確にはアメリカに巣食う多国籍資本・金融資本ですが。
米国の意向に沿った官僚組織である司法検索特捜部がストーリを描きマスコミに垂れ流し、国民を味方につけ、虚偽調書まで作成した。不起訴の無念を、検察審査会まで長期間長引かせ、小沢氏の体力を徐々に消耗させていった人格破壊、社会からの抹殺が図られた。民主主義社会の悪用が図られた恐ろしい事件であった。
日本がまともな国であれば、近い将来小沢氏の正当な評価が大きく取り上げられると信じて疑わない。
カレル・グゥアン・ウォルフレン氏が、この事について詳しい。人物破壊。日本人とは、執念深いのかどうか、陰湿ですな・・。しかも、偽善的でもある。サッパリしろ・・とか、シッカリしろとか、これ自分にも言い聞かせてますから・・。人間の本質は、臆病らしい。臆病ゆえに、肩書きを持ちたがったりする。集団、団体を好む。そして臆病ゆえに、都合の悪い人物を潰す・・。大物政治家ほど、この度合いは大きい・・。この地では、聞いたことがない。ということは、大物政治家はおらん・・と納得。愛媛県です。
(ID:18471112)
>「2009年夏の政権交代前からこれまで、日本では、小沢一郎さんに対して、人格攻撃ともいうべきひどい報道が、ずっと繰り返されてきた。
記事の趣旨から逸れて恐縮ですが、昨晩のニコニコ放送で好意的なコメント多数だった浜矩子氏も、昨年WILLという右翼雑誌の6月号で小沢氏をケチョンケチョンに貶めていました。
根拠を示すことなくヒステリックに小沢は腹黒だ、性格異常者だと決め付け、定期的に「普通の人間度チェック」を課すべし-などと言いたい放題。しまいには、小沢氏などもはや「論評に値しない」とまで書いていました。
浜氏は、以前から反・市場原理主義者という立場でマスコミにもよく登場していたと思いますが、それに納得することも多かったので、てっきり一般国民側の人物と捉えていましたが...
小沢氏がフツーの人が意思疎通し易い人物かどうかは別として、浜氏というのは、一見、国民派を装いつつ、その実は市場原理主義者に対する「咬ませ犬」に過ぎないのではないですか?