今、リベラル勢力は全く茫然自失の中にある。
原発再稼働、TPP参加、消費税の増税、集団的自衛権、憲法改正等が、日本の将来の政策でないことは明白である。
しかし、リベラルの結集すべき軸がない。
本当に軸はないのであろうか。
旧民主党が96年9月の結成時に発表した民主党の基本理念は20年弱経とうとしているが、その必要性は全く喪失していない。むしろますます必要となっている。
先だって、緑の風の舟山 康江議員と話した時に、1996年の民主党結党の理念が今、最も重要であると話された。
96年の結党時の理念は1年以上鳩山由紀夫氏を中心に議論をし、高野孟氏が最終的に文章に取りまとめたものである。
先13日、鳩山氏と高野孟氏にこの理念の意義をお教え願った。これは「友紀夫、享、(橋本)大二郎、孟のUIチャネル」で来週月曜日放映される。
今これを見るとまさに必要とされるものである。
自民党に復帰し日本はどこ
今一度鳩山由紀夫氏等の考えを見てみたい(96年民主党結党時の考え)
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コメント
コメントを書く(ID:32175174)
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「原発再稼働、TPP参加、消費税の増税、集団的自衛権、憲法改正等が、日本の将来の政策でないことは明白である」とパッケージとして問答無用に決め付けていらっしゃるが、それはちょっとどうでしょうか。そしてそれらを全部否定することが孫崎氏が考えるリベラル勢力の資格だとしたら、そのグループは全国民の中であまり大きいグループではないでしょう。例えば、私は大雑把に言えば最初の3つは賛成、4、5は反対です。その組み合わせは順列組み合わせ理論によりかなりの組み合わせ数となりますからね。原発は日本国が今まで相当の国費を注ぎ込んで学習と経験した結果による貴重なエネルギー技術であり、簡単に捨て去るべきではない、大きな資産であり、TPPには様々な懸念はあるものの、TPPを避けて通ることは保護主義であり、大局的に見て日本が今持っている殻をどうしても捨てたくないというだけの考えでしょう。TPPに参加したら追剥ぎにあって身ぐるみはがされてしまうというのでは、孫崎氏が常日頃信条としている「独立心を持て」という主張とも一致しないのではないか。特に外交官としては。あえてフループに参加し、難しい交渉に望んで相手を説得することに務めることこそ、強い独立心を持った外交官がするべきことではないでしょうか。
(ID:16122649)
鳩山氏は、言い訳しないで、「県外移設はできませんでした」と謝罪し、
小沢氏を道連れにしないで、潔く総理を辞めるべきであったと思う。
それにしても、なぜ、小沢氏を入閣させなかったのか?
ご自分の政治的力量を過信したのかな。
(ID:6945410)
民主党結党時の理念、強く共感いたします。なぜこんな真っ当な考えが日本で主流にならないのか不思議で仕方がないという思いです。
以下自分的メモを記しておきます。
社会主義的平等とは、国家権威主義であり、資本主義的自由主義とは、市場経済至上主義である。
つまり、どちらも絶対的なものに依存する思想である(絶対的に正しいものがこの世には存在するのだという主知主義的姿勢)。
国家権威主義とは、国家に絶対的正義を求めるものであるし、経済至上主義とは、市場原理に絶対的真実が宿っているとするものである。
そして、どちらも全体を絶対的な価値観やルールで統一していこうとする流れを作る。
つまり、このような体制では、多様性が徐々に希薄化していくことになる。
現実には、そのような「絶対的なもの」はこの世界には存在せず、常に変化し続け、全ては相対性の中であらゆる要素の相互作用によって全体の在り方が決まっていく。
よって、その都度その都度現実の状況に対応しながら社会も柔軟に変化していくことが求められる。
それに対応できる姿勢こそが、実存保守の本義なのだ。つまり、市民自らの内発的意志によって共同体をボトムアップで、参加と包摂を通じて自然発生的に形成していく態度である。