民主党結党時の理念、強く共感いたします。なぜこんな真っ当な考えが日本で主流にならないのか不思議で仕方がないという思いです。 以下自分的メモを記しておきます。 社会主義的平等とは、国家権威主義であり、資本主義的自由主義とは、市場経済至上主義である。 つまり、どちらも絶対的なものに依存する思想である(絶対的に正しいものがこの世には存在するのだという主知主義的姿勢)。 国家権威主義とは、国家に絶対的正義を求めるものであるし、経済至上主義とは、市場原理に絶対的真実が宿っているとするものである。 そして、どちらも全体を絶対的な価値観やルールで統一していこうとする流れを作る。 つまり、このような体制では、多様性が徐々に希薄化していくことになる。 現実には、そのような「絶対的なもの」はこの世界には存在せず、常に変化し続け、全ては相対性の中であらゆる要素の相互作用によって全体の在り方が決まっていく。 よって、その都度その都度現実の状況に対応しながら社会も柔軟に変化していくことが求められる。 それに対応できる姿勢こそが、実存保守の本義なのだ。つまり、市民自らの内発的意志によって共同体をボトムアップで、参加と包摂を通じて自然発生的に形成していく態度である。
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孫崎享チャンネル
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民主党結党時の理念、強く共感いたします。なぜこんな真っ当な考えが日本で主流にならないのか不思議で仕方がないという思いです。
以下自分的メモを記しておきます。
社会主義的平等とは、国家権威主義であり、資本主義的自由主義とは、市場経済至上主義である。
つまり、どちらも絶対的なものに依存する思想である(絶対的に正しいものがこの世には存在するのだという主知主義的姿勢)。
国家権威主義とは、国家に絶対的正義を求めるものであるし、経済至上主義とは、市場原理に絶対的真実が宿っているとするものである。
そして、どちらも全体を絶対的な価値観やルールで統一していこうとする流れを作る。
つまり、このような体制では、多様性が徐々に希薄化していくことになる。
現実には、そのような「絶対的なもの」はこの世界には存在せず、常に変化し続け、全ては相対性の中であらゆる要素の相互作用によって全体の在り方が決まっていく。
よって、その都度その都度現実の状況に対応しながら社会も柔軟に変化していくことが求められる。
それに対応できる姿勢こそが、実存保守の本義なのだ。つまり、市民自らの内発的意志によって共同体をボトムアップで、参加と包摂を通じて自然発生的に形成していく態度である。