自民党政権が成立した。
経済界は大はしゃぎである。
日本は自民党政権で、経済を米国モデルの方向に持っていきたいのであろう。
でもちょっと立ち止まって考えて欲しい。米国の心ある人は今日の米国経済動向に大きい疑念を出している。
米国経済学者にスティグリッツがいる。現在コロンビア大学教授である。2001年にノーベル経済学賞を受賞した。1995年から1997年大統領経済諮問委員会委員長であった。従って米国支配層の有力メンバーの一人である。
このスティグリッツが米国経済と米国社会に警告を発している。
スティグリッツの最近の論評「不平等の価格(The Price of Inequality)」の主要論点。
・米国人や外国人は米国を「機会(チャンス)の国」とみなしている。今日、統計によれば「アメリカン・ドリーム」は夢にすぎない。欧州や他先進国に比べ、機会の均等はより小さい。
・米国におけ
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