日本国内では、いつのまにか、集団的自衛権に入ることが素晴らしいことのように世論の誘導が進んでいる。
5月12日、読売新聞は、次のように報じている。
「民主党の細野幹事長は12日、集団的自衛権について“米国に(弾道ミサイルで)攻撃がなされた場合に日本のミサイル防衛システムで撃ち落とすことも理屈として必要だ。党憲法調査会でこれから詰めた作業をすることになる”と述べ、憲法が禁じる集団的自衛権の行使を容認する方向で、党内の議論を進める考えを示した」。
“米国に(弾道ミサイルで)攻撃がなされた場合に日本のミサイル防衛システムで撃ち落とす”なんていうことは、絶対にありえない。
北朝鮮から米国に攻撃される時の弾道ミサイルは約1000キロメートル上空を飛ぶ。
対するにミサイル防衛で使用される迎撃用ミサイルの射程は長い場合でも100キロメートルから200キロメートルで、届かない射程でどうして撃ち落とせるのか
集団的自衛権の嘘、米国の攻撃的政策に加担する危険
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コメント
コメントを書く(ID:24015332)
「ミサイル防衛システムで打ち落とす」なら僕や私に害は及ばなそうだから「集団的自衛権行使してもいいんじゃない?」って思考停止する人がいるんでしょうね。「テレビで打ち落とせるって言ってたよ」的な思考停止が。
(ID:32175174)
孫崎氏の記事にある「弾道ミサイルは約1000キロメートル上空を飛ぶ」は大陸間弾道弾の飛翔を説明するものとしてはおおよそ正しいが、自衛隊にはそのような高度でクルーズ中のミサイルを撃ち落とす装備を持っているとはだれも言っていない。その技術は今のところ米国とロシアだけが持っているとされている。民主党の細野幹事長が言ったのは、上昇ステージにある弾道ミサイルをイージス艦搭載の防衛ミサイルで撃ち落とすということではなかったか。孫崎氏はもう少し詳細な分析をすべきであり、この記事では説得力がなく、また、「少し考察すれば、嘘が明白になる嘘をどうしてつくのか」というのは、言い過ぎではないか。
(ID:24015332)
誰にとって都合のいい解釈をするのか、そこに自分が存在しているのかって大事なことですよね。説明が曖昧な場合、発言者が誰かにも寄るのかもしれませんが自分にとって都合のいい解釈をしがちですよね。事実を客観的に受け止められないと結局好きな結論に事実を捻じ曲げてしまう。もしかしたら従米か自主かなんて私にとってはどちらでもいいのかもしれない。けれど従米路線で行くとこの先日本の国益でなく米の国益のために負担を強いられそうだ。私が望むことは唯一つ。子供が長生きできるような未来を大人が築くことです。あとは何もいらない。