A:事実関係:原子力規制委員会の専門家会合は10日、今月初めに現地調査した日本原子力発電・敦賀原子力発電所(福井県)の破砕帯(断層)について、活断層の可能性が高いと結論づけた。破砕帯は2号機の原子炉建屋直下を横切り、国の耐震設計審査指針に反する。耐震補強をしても、再稼働時の安全確保は難しい。会合の結論を受け、田中俊一委員長は「今のままでは、再稼働の安全審査はできない」と述べ、2号機の再稼働を認めない方針を示した。規制委は近く、田中委員長の方針を正式に決定する見通し。この日、言及のなかった1号機も直下に破砕帯がある上、運転開始から40年を超えていることから、2号機同様、再稼働を認めないとみられる(12月10日付 読売新聞)。
B:社説比較
1:歓迎する論評
(1)朝日新聞
「5人の専門家の見解は明解だった。敦賀2号機の直下にある断層が浦底断層につながり、つられて動く危険性がある。全
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