【全文公開】河村建夫・元官房長官、馳浩氏の“機密費を五輪招致に使用”発言に重大証言 「ああいう形で大っぴらにするのはマズイ」週刊ポスト、抜粋します。)
麻生太郎政権時の官房長官として機密費のすべてを知る人物が、「機密費と五輪」の疑惑について口を開いた──。
「語らないものなんだ」
 秘密のベールに包まれた「官房機密費」(正確には内閣官房報償費)。その実態を垣間見せる発言が、世間を騒がせている。
「馳さんは当たり前のことという軽い感覚で話したんだと思うよ」
 そう語るのは15年前、麻生太郎政権で官房長官を務めた河村建夫氏(81)だ。2年前に政界を引退した。
 筆者はNHKでの初任地だった山口放送局の頃から33年にわたって河村氏と付き合いがある。
「官房長官は報償費(官房機密費)のことは語らないものなんだ」
「安倍内閣が五輪招致を進めていた時、馳さんと一緒にハンガリーに行きました。私はハンガリーのIOC委員