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「ウクライナ攻勢「遅くても驚かず」 作戦は困難と強調―NATO高官」、CNN 「ウクライナの反撃は期待に応えられなかった。キエフの待望の反撃の進捗がキロメートルではなくメートルで測定。紛争長引けば、西側支援が持続不可能になる可能性。
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現在岸田政権は日朝首脳会談を開催し、拉致問題の解決を実施したい意向を持つという。韓国東亜日報が、「日朝実務者が6月中国やシンガポールなどで複数回水面下で接触」と報じた。だが日米韓の対中包囲網形成には北朝鮮の「脅威」が不可欠。米国が容認するか。
コメント
イエレン訪中に合わせて、ガリュウム、ゲルマニュウム関連製品輸出に関して国務院の批准が必要とした。イエレン6日訪中に合わせた「駆け引き材料」となる。
戦略物資であり先端領域で広く利用されている。
埋蔵量で言えば、米国が第一であり、二位が中国、三位がロシアとなるが、米国は重要物質として採掘が許可されていないが、中国は地下質汚染から大きな社会問題になり、農民の健康被害が多発している。
中国が輸出制限するということによって、輸入の多い国は日本と米国であり、日本に対する打撃は大きい。
中国の輸出制限はよい機会であり、精製ガリュウムを生産できる企業は日本と米国に多く、日米が協力して、鉱山開発投資や代替研究、再生ガリュウムの利用拡大化に努めていくべきでしょう。
住友化学などスクラップから再利用する再生ガリュウムの生産技術を持つ企業があり、使用済み製品のほか廃棄物からガリュウム製品を取り出す仕組みを拡大していけば、海外で廃棄される半導体製品による環境汚染緩和に効果が出てくる。一挙両得である。
日本の技術が活躍できる機会が出てきたといえる。日本の技術がなければ、中国の輸出制限も効果が出てこない。中国の「駆け引き」など日米は見通しているのではないか。
RT 4 Jul, 2023
SCO諸国、多国間主義とテロとの闘いに焦点を当てたニューデリー宣言を採択
https://www.rt.com/india/579198-sco-nations-adopt-delhi-declaration/
世界的な混乱が続く中、ユーラシアの指導者たちはグループ内での「ウィンウィン」の関係強化を呼びかけた-
アジア編集部 ジョイディープ・セン・グプタ記
火曜日に事実上インドが主催した上海協力機構(SCO)の指導者たちは、ニューデリー宣言の採択に関する共同声明を発表したと、インドのヴィナイ・モハン・クワトラ外務大臣が発表した。この声明は、ユーラシア地域における協力関係を強化するための10の決議について合意に達した加盟国間の、過激化する社会への対抗とデジタル変革に関する協力に向けた協調努力を反映したものである。
同文書は、国際社会が「テロリスト、分離主義者、過激派グループの活動に対抗する」ための協調的な努力を積み重ねることの重要性を強調し、「宗教的不寛容、攻撃的ナショナリズム、民族・人種差別、外国人嫌悪、ファシズムの思想、排外主義の蔓延を防ぐ」ことに特別な注意を払っている。
サミットの開幕にあたり、インドのナレンドラ・モディ首相は、隣国でありライバルでもあるパキスタンをオブラートに包んで批判し、国境を越えたテロリズムを「地域と世界の平和に対する最大の脅威」とし、同時にパキスタンがテロリストの安全な避難場所になっている可能性を間接的に仄めかした。このインドの指導者は、テロに対する断固とした行動を求めた。
「国境を越えたテロリズムを政策の手段として利用し、テロリストに避難所を与えている国もある。SCOは、そのような国々を批判することを ためらうべきではない......テロリズムに関するダブルスタンダードはあってはならない」とモディは述べた。
SCOの輪番議長国は9月にカザフスタンに交代する。
パキスタンのシェバズ・シャリフ首相は、モディの開幕演説を熱心に見守っていたが、インド側の主張に大筋で同意し、「明確かつ明白な言葉」で、あらゆる形態のテロリズムと その兆候は非難すべきだと認めた。彼は国家が支援するテロリズムについての議論には参加せず、代わりにモディの明らかな批判から注意を逸らした。
「テロリズムと過激主義というヒドラ頭の怪物は、それが個人によるものであれ、社会によるものであれ、国家によるものであれ、全力で信念をもって戦わなければならない。外交的な点数稼ぎの棍棒としてテロリズムを利用しようとする誘惑は、如何なる状況においても避けなければならない」とシャリフ首相は述べた。
インド首相はまた、紛争で引き裂かれたアフガニスタンの福祉のために働き、2年前のタリバンによる占領後、カブールに人道援助を提供するよう、SCOの指導者たちに求めた。「アフガニスタンの国土が近隣諸国の不安定化に利用されることを許すべきではない」とモディ首相は付け加えたが、これはおそらく、タリバン政権を支援していることで知られるパキスタンを暗示しているのだろう。
ロシアのプーチン大統領は、自国が外部からの制裁や圧力に抵抗していることについて語り、西側の覇権主義に対抗するための事例として、ロシアと中国の貿易・経済協力を挙げた。プーチン大統領は、両国間の貿易決済の80%以上が現在ルーブルと人民元で行われており、これはドルを捨てようとしているのだと述べ、他のSCO加盟国にもこれに倣うよう促した。モスクワのSCO加盟国との貿易額は昨年、過去最高の2,630億ドルに達した。
イランのエブラヒム・ライシ大統領は、「域内関係」を促進するため、脱ドルの拡大を改めて呼びかけ、SCOを「諸文明の偉大なる家族」の象徴として称賛した。火曜日、イランはSCOの9番目の加盟国となり、ベラルーシのSCOへの完全加盟手続きがサミットで開始された。
中国の習近平国家主席は、「混沌」と「100年に一度の変化」に満ちた世界における団結と「ウィンウィン」の協力の重要性を強調した。「我々は戦略的な意思疎通と協調を強化する必要がある...我々は地域の全体的かつ長期的な利益に基づいて独自に外交政策を策定し、我々の国の発展と進歩の未来と運命を自らの手でしっかりと握らなければならない」と述べ、中国国営 新華社通信が伝えた。
習近平の懸念は、ニューデリーからサミットの演説に招待されていたアントニオ・グテーレス国連事務総長の心にも響いた。グテーレス事務総長は、「世界が一致団結する必要があるときに、分裂が拡大し、地政学的緊張が高まっている」と指摘した。
インドのクワトラ外務次官は、中国の野心的な「一帯一路構想(BRI)」と重なる「連結性」というテーマについて詳しく述べ、このプロジェクトが主権や領土保全とどのように関わるかに関するモディ首相の発言を引用した。インドは北京のBRIプロジェクトに参加していない。
クワトラ外務次官は、貿易、観光、技術分野の連携が議題の最上位にあるため、当初このバーチャル形式のサミットを軽視しようとしたが、それはイベントの重要性を薄めるものではなかったと主張した。また、ウクライナ紛争についての議論はなかったものの、特に食料、エネルギー、肥料の安全保障に関して、グローバル・サウスへの影響を中心に協議が行われたと述べた。また、SCO憲章の第3の言語として、既存のロシア語、北京語に加え、英語を含める方向で協議が進んでいると付け加えた。
SCOには「グローバルサウス」あるいはそれと関連性が強いと考えられる国々のなかでよく話題になる国々が参加している。そこで、SCOの特徴を考えてみると、そのままそれが「グローバルサウス」の特徴に近いのではないかと考えられる。
わたしなりに特徴を考えてみると、
1,方向性のはっきりしない集まりである。
2,中共が中心の集まりである。
3,ヒトビトの夢を乗せた集まりである。
という特徴が浮かぶ。1,2である以上、必然的に3となるということだろう。これをわたしに言わせれば、まさにSCOにヒトビトはみずからのイデオロギーを読み込んでいるのである。
しかしもし中共が強い方向性を打ち出せばどうなるだろうか。その参考になるのがキューバで7月4日に開かれた「G77プラス中国」(国連の新興国枠組み)の環境問題閣僚会議である。この会議には24カ国しか参加しなかったらしい。最近「中共がキューバにスパイ基地を配置」という話題もあり、多くの国々が「空気を読んだ」のであろう。
(ID:18367902)
「対米欧で結束」を狙う。表面的に言葉をそのまま受け取ると、全体像からかけ離れてしまう。一つの「レトリック」である。
ブログでも明快にされているが、特に注意しなければいけないのは、インドが入っていることである。インドは利権に絡む経済と安全保障を別に考えており、割り切った見方考え方をしている。ASEAN諸国も同じであり、中央アジア、中東諸国も同じである。
経済は、利権に群がる「ハイエナ」のように見境がなく同じように米欧経済に結び付いている。安全保障面では、露中と同盟を結ぶことがなく米欧の体制に参加結びついている。
SCOに群がる国々は経済を天秤棒で計量して損得を明確にするが、安全保障については天秤棒解釈を採用していない。
実際に起きていることは、ウクライナロシア戦争でよくわかる。戦争前NATOに加盟した国々がだんだん増えた行ったし、戦争が始まれば、中立を維持していた国々がNATO加盟を申請したり、中央アジア5か国のようにロシアから安全保障面から距離を置き始めている。
SCOなどは「同床異夢」であり、経済偏重の一時的「野合集団」に過ぎない。経済規模が大きいといっても、米欧の金融体制に守られた経済集団であり、一人歩きできているわけではない。無視するわけにはいかないが、30%とか40%という数字にごまかされないことが大切なのでしょう。