私は36年間外務省で勤務しました。外国では英国、ソ連、イラク、カナダ、ウズベキスタン、イランで勤務しました。必ず韓国の外交官に会います。多くの場合、出だしはぎこちないものになります。でも、大抵、最も親しい外交官が韓国外交官となります。それはどこの地の勤務でも同じです。
韓国の外交官から様々なことを教えてもらいました。
一人は朴正煕大統領のことを話してくれました。彼は次のように述べました。
「カーター大統領が訪問し、青瓦台を訪れた。ここでカーター大統領は韓国の人権問題を批判した。この時、朴正煕大統領はカーター大統領に対して“米国にも黒人問題という人権問題がある”と反論した。これを聞いたカーター大統領は顔を真っ赤にして会談の場を立った。会談はまだ10分もたっていなかった。
この少し前に盗聴事件が起こっている。米国が青瓦台に盗聴器を仕掛けていた。これを発見した朴正煕大統領側は逆に米国大使公邸に
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コメント
>>oldjap
109. 貿易規模(億USドル)
_2012年___輸出__輸入__貿易収支 総額
中国___(1-12月)20489.3 18178.3 +2311.0 38667.6
米国___(1-12月)15635.8 22992.8 -7357.0 38628.6
ドイツ_(1-12月)14112.6 11692.3 +2420.3 25804.9
日本___(1-12月) 7987.9 8856.4 -868.5 16844.3
フランス(1-12月)5711.4 6572.1 -860.7 12283.5
イギリス(1-12月)4746.3 6438.0 -1691.7 11184.3
韓国___(1-12月) 5481.0 5196.0 +285.0 10677
オランダ(1-12月)5565.0 4901.0 +664.0 10466
イタリア(1-12月)4833.0 4697.0 +136.0 9530
ロシア__(1-12月)5425.0 3581.0 +1844.0 9006
香港___(1-12月) 4425.7 5041.4 -615.7 9467.1
台湾___(1-12月) 3011.1 2707.3 +303.8 5718.4
2012年貿易収支(米ドル) 総額
中国3.8兆 13億人
米国3.8 兆 3億人
ドイツ2.5兆 8000万人
日本 1.6兆 1.2億人
フランス1.2兆 6000万人
イギリス1.1兆 6000万人
韓国 1.0兆 5000万人
孫崎氏が元外交官でありながら、先輩同輩後輩を批判する本を出すのはおかしいとの意見も出てますが、私は「身内の恥を晒すな」とする村社会の結束がここまで日本を腐らせてしまったのでは無いかと思っています。 原子力村・検察警察法曹村・医療厚生村等々と同じ様に外交官村と言うのが厳然として存在し、孫崎氏の様な勇気ある人が著作等で知らせてくれない限り、国民には真実を知る術が無くなります。 もっと気楽に平穏に余生を送る選択もありながら、長年同じ職場で苦楽を共にした先輩同輩後輩達を窮地に追い込みかねない事実を公にする道を選ぶのには、大変苦しい決断が必要だったろうと考えます。 その様な孫崎氏に敬意を払うべきだと、私は思っています。
>あなたは日本人の外交官として先輩、同僚、後輩を批判する立場にあるのですか。
同じ組織に属している変な人を批判しても別段問題ないです。
(ID:20036883)
日本は韓国と置かれている政治的状況だけでなく社会的状況も酷似している。これは抱えている課題が同一であるというに留まらず地政学的、歴史的条件が重なっているからであると考えられる。北欧の国家が国内外政策で統一感を持つのと類似している。これは対立しても新たなコストが発生するだけで、協力して同じ課題に当たったほうが良いということでもある。
問題なのは捉えている課題が両国で異なり、年々その差異は拡大しつつあるという点である。即ち韓国にとっては対米独立と中国を中心とする経済圏での中心的位置に食い込むことが国家的な目標となりつつある。逆に日本の国策は如何に対米隷属を維持、推進しつつ米国の東アジア戦略に従って日中関係を適度に緊張させ続けるかに力点を置いている。これでは米屋とパン屋に協力しろといっているようなものだ。
かつて日本はドイツと似た政治的状況に置かれていた。枢軸の主要国家として戦後の冷戦構造を生き抜いてきた。しかしお互いが選択した諸政策の結果の違いが半世紀を越えて我々に自由と独立の尊さを示唆している。多国間協調と二国間主従、ライバルとの和解と対立、左右協調と保守独裁。結果、アチラは欧州の盟主でありコチラは米国の奴隷である。
ここで韓国にも先を行かれたら日本人はどう言い訳するのか?おそらくベトナムかモンゴル辺りとライバルになってどんぐりの背比べをしているのだろう。つまり我々には一刻の猶予もないということだ。