岸田政権は28日、2023年の世界文化遺産登録をめざす国内候補に選ばれた佐渡金山遺跡(新潟県佐渡市)をユネスコへ推薦する方向で最終調整に入った。2月1日に閣議了解する見通し。韓国政府が歴史問題を理由に撤回を要求し、登録の見通しが立たないとして、推薦を見送る方向で調整していたが、方針を一転した(朝日)。
1:国内政治との関係
日経「首相、「国内政局」意識 佐渡金山推薦に傾斜、世界遺産、「最後は自分で決める」
自民党の高市政調会長が24日の衆院予算委員会で外相に「韓国への外交的配慮か」と迫った。
安倍氏は周辺に「なかなか良い質問だった」と振り返った。安倍、高市両氏には韓国への強い態度を求める支持者がいる。
「国内政局がある。保守派の離反を招くかもしれない」。首相は周囲に外交の観点だけで判断できないとの認識を示した。夏の参議院選挙を控えて自民の岩盤層が揺らぐ懸念を抱いた。
・朝日「首相は、夏の参院選
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コメント
<様々な日本側の主張と韓国側の主張が入り乱れている。>
特に22年1月20日の「朝鮮日報」報道は、被害者の娘82歳と77歳の話を載せている。
「募集」「労務協会斡旋」など1,200名が送り込まれているが、1,000名は「募集」であり、1940年に送り込まれたとすれば「募集」なのでしょう。強制とは考えられない。朝鮮労働者には、社宅と寮で生活しており、賃金も月給制であり、長女の「奴隷のような生活」というのは実態にそぐわないし、私と同じ年齢であり、そのようなことを記憶しているのは考えられない。誰かから植え付けられたものでしょう。
新潟大学国際情報大学情報文化部の「佐渡鉱山と朝鮮人労働者(1939~1945)」を一通り読んだが、金山労働者は過酷な状況下に置かれていたことは明確である。特に「珪肺」は珪酸を高濃度に含んだ粉塵を長期間吸入することによって起きる慢性肺疾患であり、朝鮮人といわず多くの日本人も対象者になる。
ただ、戦時下においてリスクの多い仕事に日本人より多くの朝鮮人が配置されたことは間違いないが、給与は月給であり、社宅・寮が与えられており、「奴隷扱い」というのは当たらないとみています。
<今まで岸田首相は人事面で安倍氏の意向は無視してきたが、何を恐れているのか。>
コロナ対策では、菅前首相が見直されている。菅氏は退陣したが、菅氏がとったコロナ対策が花開き、岸田氏は何をしなくとも高支持を得てきた。このところ、コロナ急拡大で、窮地に追い込まれている。
安倍派が菅氏を支持する人たちが手を組むと、憲法改正などで野党の維新とか国民民主などと歩調が合う。安倍氏の動きは今後目を離せないということなのでしょう.あからさまなことは出ていないが、参院選前には、リフレ派と緊縮派の決着をつけなければならないが、リフレ派が勝てば岸田氏レームダック状態になる。緊縮派が勝てば、政界再編成が起きるのではないかと見ている。岸田首相に大きなプレッシャーが赤っているのでしょう。安倍氏が圧力をかけだしたということは、安倍・菅会談が行われているとみてよいのでしょう。
「世界遺産」がどういう趣旨ではじまったのかよく知らないのですが、もはや国際的にも国内的にも政治の道具になっており、また登録されるものも小粒になっており、続ける意味がどのくらいあるのだろうとおもいます。
また、わたしはそもそも外国人観光で町おこし、には反対しており、そんなこと考えなくてもいいように与党である自民党公明党は施策を練るべきであるとおもっています。
そのなかで、しいて意味をさがすとすれば、われわれは、こうしたことを通じて、韓国を深く知り、併合を痛切に反省し、今後二度と韓国・朝鮮と深くかかわらないようにしようと考える、そういう国民教育の題材としての意味があるとおもっています。
(ID:18982160)
「佐渡金山」が発見されたのは戦国時代のようだが、その後「佐渡銀山」に変わり「佐渡銅山」になり、第二次大戦中は「佐渡鉱山」と呼ばれていた。
当時は、日本の大陸進攻を批判する米国などが石油や鉄鋼の輸入ルート海上封鎖をされたため、鉄鋼を採掘のため朝鮮半島から強制連行した人たちに採掘させていたらしい。
同様のことは、佐渡に限らず全国各地で行われていたことは明確な事実である。
過酷な強制労働を隠蔽しての世界遺産登録について、韓国が異議を唱えるのは当然である。
登録の申請をするのであれば、過酷労働の件も明記しなくてはならないが、それを確約した軍艦島で約束を反故にしている限り、韓国が納得するはずはない。
軍艦島に強制労働の事実を明記しない限り、日韓関係が悪化するし、登録が認定される可能性もあるまい。