孫崎享のつぶやき

随想74 絶筆② 青木繁、「朝日」。28歳で死去。「小生は彼の山のさみしき頂より思い出深き筑紫平野を眺めて此世の怨恨と呪祖を捨て静かに永遠の平安なる眠りに就く可く候。」

2021/12/13 07:36 投稿

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高良山の眼下は広大な筑紫平野。その更に西に有明海。更にその対岸にあるのが多良岳。まさにワタツミのまします地ですね。

No.2 35ヶ月前

ワタツミは更なる妄想を私に呼び起こし、九州出身の井上陽水の詩「海を越えたら上海、海の向こうは上海、海を越えたら上海」に浴し、同じ九州出身の五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」に思いを寄せてます。

戦後、九州独立論が叫ばれましたが、大陸、半島と仲良くなることに当事の九州人は意義を見出していたんでしょう。

No.3 35ヶ月前

「父亡き後の家や妻子を支える才はなく、家族と衝突...郷里を離れて...放浪する生活...持病の肺結核が悪化して心身共に衰弱...福岡市の病院で死去」(Wiki)
この不幸は、自信作、「わだつみのいろこの宮」が不評に終わったのが始まりだったのか。今や重要文化財と知ったが、才能を認められてデビューを果たすも、その後は鳴かず飛ばずが続いたそうだ。だが、「家族と衝突」しても妥協しないところが天才たる所以でないか。打算で動く人間でない。あくまで自らの理想を追求するのみ。その先の悲劇が見えていたか否か知らないが、処世術を取る選択はあり得なかったに違いない。

No.4 35ヶ月前
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