1: 岸田政権発足後、初の国政選挙となる参院静岡選挙区と山口選挙区の両補選は24日投開票された。静岡選挙区は、山崎真之輔氏(40)=立憲民主党、国民民主党推薦=が、自民党新人で前御殿場市長の若林洋平氏(49)=公明党推薦=ら2氏を破った。静岡の補選は、知事選挙に前議員岩井氏が立候補し、その空白を埋めるためである。
 得票数は次の通り
  山崎    650789
  若林    602780
  鈴木(共産)116554
2:本選挙は衆議院選挙を前に、自民党が静岡、山口の両補選に勝ち、勢いをつけて衆議院選に望もうとしたものである。山口は当然として、静岡も自民党が強い選挙区である。
 特に静岡においては、野党共闘が成立せず、自民対」立憲・国民推薦候補の構図で、野党の票が割れることもあり自民の圧勝と見られた。
3:事前世論調査でも、当初自民候補が圧倒的に優勢であった。しかし次第に流れが変わり、告示後の91