1:NHK30 1435分「自民党 幹事長に甘利税調会長 岸田新総裁が起用の意向固める」と報じた。驚きの人事である。
・確かに、岸田氏の自民党総裁選出には甘利氏の貢献がある。
 岸田氏の対立候補は河野氏であり、河野氏は麻生派である。その中、甘利氏は早期に反河野を鮮明にし、岸田氏選出に貢献した。従って応分の処遇は十分ありうる。
2:しかし、幹事長は極めて重要ポスト出る。党の資金、人事を握る。首相の動向を左右する重要人事である。
・岸田政権についての一般的見方は次のようなものであろう。
 日経「新政権のご祝儀相場で支持率が高いうちに衆院選へ臨む算段。9月世論調査で次衆院選で投票したい政党は自民党が52%、岸田氏に票が流れたのはこうした「楽観ムード」。この状況をいつまで維持できるかわからない。政治日程来夏(7月参院選)まで綱渡り」
 つまり、発足当初は比較的高い支持率を得ても、極めて不安定であるとみら