孫崎享のつぶやき

宏池会系である「岸田派」はハト派的イメージ。特に大平氏は田中角栄の日中国交回復の外相。加藤紘一は外務省時代チャイナスクール。だが岸田氏、台湾海峡問題等で日本は米中対立の「最前線」、民主主義等「基本的な価値観を守る覚悟」を示す必要があると強調

2021/09/04 07:49 投稿

コメント:6

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  一般的に、宏池会系である「岸田派」はハト派的要素があるのではないかとみられる。かつての大平派→鈴木派→宮澤派→加藤派と見られた頃はその要素が強かった。大平氏は田中角栄首相時代の外相であり、日中国交回復に尽力した。防衛庁長官、内閣官房長官、自由民主党政務調査会長、幹事長、宏池会会長を歴任した加藤紘一氏も外務省時代「チャイナ・スクール」(日中国交回復推進)とみなされていた。
 しかし、ここにきて、岸田氏の対応は、米国一辺倒を強く打ち出している。
 日本を対中包囲網の中核に据えたい米国は二階幹事長の影響力を強く嫌っている。その中、いち早く二階幹事長切りの方針を打ち出した。そして今、台湾問題で日本が最前線に立つことを示している。
A:事実関係「台湾問題「大きな課題」、日本は米中対立の最前線-自民・岸田氏」(ブルムバーグ3日)
 自民党総裁選に出馬表明している岸田前政調会長は、今後の日本外交を巡り「台湾

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コメント

国家の安心・安全を確保するためには,タカ派もハト派もない。

領土問題に対して毅然とした対応が取れるか取れないかであり、同盟関係にある国々との連帯意識が問われる。

今回、菅氏が立候補しないとなれば、極端に言えば、20人の推薦人を確保できれば、自民党議員のだれでも立候補できる。

噂されている岸田氏、高市氏、河野氏、石破氏の4人が有力なのでしょうか。決選投票が想定できる。

大きく自民党が世代交代し新しく変身したように見える。自民党にとってはイメージチェンジの絶好の機会になる。

選ばれる人によっては、自民党が壊れることもあり得るのではないか。

No.4 38ヶ月前
userPhoto 孫崎享
(著者)

私のブログ欄にコメントを書かれるのでしたら、最低限領土問題に関しては『日本の国境問題』位の知識を基礎に書いて欲しいと思います。

No.5 38ヶ月前

岸田氏は積極的な財政政策でコロナ不況での弱者救済策を打ち上げ期待感が出ましたが、二階幹事長切りに最初動いたのはやはりDSの影響を受けたと見るべきかもしれません。
菅首相は二階幹事長切りを迫られても中国との関係は切っては今後、経済に影響を及ぼすと曖昧路線だったかもしれません。
彼が総理に就いてどれだけ踏みとどまることが出来るか、反対に積極的に鉄砲玉を志願するか今後の日本の運命を決める存在なるようです。

No.7 38ヶ月前
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