A-1;中国AI研究、米を逆転 論文の質・量や人材で首位。(日経、8月8日)
・人工知能(AI)研究で独走していた米国を中国が追い越しつつある。研究の質を示す論文の引用実績で2020年に中国が米国を初めて逆転した。AIは幅広い産業に組み込まれ、国家の競争力や安全保障をも左右する。米国の危機感は強く「AI覇権」を巡る米中の攻防が激化する。
・米スタンフォード大学の報告によると、学術誌に載るAI関連の論文の引用実績で中国は20年に米国を初めて逆転した。シェアは20.7%と米国の19.8%を上回った。
・英国クラリペイトによればAI論文数は12年以降、中国が24万本と米国の15万本を圧倒する。画像の認識や生成等で優れた成果を上げている。
・世界最高峰のAIの国際会議「NEURIPS」の発表状況を見ると中国出身の割合は29%と首位で、米国の20%を上回る。
・AIで使うデータの多さも強みで、中国ではあらゆる
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自然科学「注目論文」(研究者による引用回数が上位10%に入るもの)引用数の国別ランキング、18年①中、②米、⓷英、➃独、⑤伊、⑥豪、⑦加、⑧仏、⑨印、⓾日。2008年との比較で注目点、①首位中国に交代、②日本は⑤から⓾に脱落、⓷、英独は3,4維持
コメント
>>18
そういたします。
本文をよく読まずに日経のいう「中国AI研究、米を逆転」に脊髄反射してるヒトがいますね。前にも書いたけど、中国がのしてきているとなると、よく分析せずに中国になびいてしまう。これは、米国がのしてきていると、米国になびく態度となにもかわりません。
スタンフォード大の報告を読むと、
「however, the US has consistently (and significantly) more AI conference papers (which are also more heavily cited) than China over the last decade.」
と書いているし、文科省の研究所のまとめでは
「質の高い論文が増えている背景には、研究力の向上に加え、中国人留学生の増加により、米国の研究機関と共同で論文を出すケースが多くなったことなどがある」
と書いている。
また、スタンフォード大の報告では、AI分野でPh.D.とった人々は海外出身者が多く、卒業後も米国にとどまる傾向にあることがわかるし、AI ethics についてやりたい放題状態(意訳)になっていることが指摘され、「researchers and civil society view AI ethics as more important than industrial organizations.」と書いている。ここでは、とくに中国が念頭に置かれていることが、明記はされてないが、読むものにとって常識でしょう。
まとめると、
中国のAI研究論文は、米国の大学や研究所での指導下で中国人留学生が研究することで急速に数を増やしてきたが、まだ米国には質の点で及ばない。さらに、(中国だけではないが、とくに中国の)AI ethics については深刻な倫理的問題が懸念される。
というのが今回の孫崎さんの諸引用から敷衍的にわかることであり、そのうえ、中国のAI研究において「米国での研究」「卒業後は米国にとどまる」ことが特徴づけられるのであれば、今後の米中関係が中国のAI研究に強い影響を及ぼすということが想像されます。実際にトランプ政権末期のころ、トランプは中国人留学生や研究者を米国からしめだそうとしていましたから、もしトランプが再選されていたら、今とは少し様相がかわっていたことでしょう。
ところで、ものごとの評価には、立場による違いがあり、そこにいちいちは反応するつもりはありませんが、「中国が採用しているのは・・・内政不干渉、戦争反対です。戦争、絶対に先制攻撃をしません」という、事実に照らしてどの立場でもデマという発言にたいしては、やはりデマというしかありません。前回あったCDCのPCR検査についての表明に対する解釈もそうでしたが。
>>19
かつて九州一の大都市は熊本でした。
ついで、鹿児島。
それを福岡が逆転したのは明治中期です。
福岡空港は関係ないと思いますよ。
本州への近さが原因と思います。
南九州は衰退して、北東北と日本でもっとも貧しい地域を
競うことになってしまいました。
(ID:12388042)
最近 孫さんの記事は日経引用の中國の経済発展が紹介が多い。
寺島実郎さんや、田中宇さん同様、中国が独裁だから嫌いの感情論でなく、中国の発展の事実を直視する意見が多くなってきた。実は日本の経済界がそう認識しているのだろう。だから日経の記事に反映されている。
中國が嫌いなマスコミも、どこかでころっと変わる。
天皇が神様が一夜あければ天皇も人間の日本国民です。