自民党の二階幹事長は15日、TBSのCS番組収録で、コロナ感染拡大が続く場合、今夏の東京五輪を「すぱっとやめないといけない」と述べた。
日本国内ではすぐにこの発言の効果を否定する動きが出、二階幹事長自身も「自民党として「安全・安心な大会の開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはありません」と釈明し、国内的にはとりあえず、抑え込んだ。
ただこの動きで興味あることは、海外メディアが極めて迅速に報道したことである.
ロイター通信、AFP, ブルームバーグ、中国やロシア、ドイツ、オーストラリア、南アジア、中東など世界各地のメディアが報道を行っている。
今世界のほぼすべての国の世論は今夏の東京五輪開催に批判的である。
その論調は
① 世界でコロナが改題中である、
② 日本でもコロナが制御されていない、
③ 死亡、病気を抑えることは、何よりも優先される。
今後、東京五輪開催について
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コーツIOC副会長は13日「大会は確実に開催される」とビデメッセージ。他方国際的に疑念の声。英国ガーディアン紙は「ショーは継続しなければならないか(4月12日)、 米NYタイムズ紙は「東京五輪は、日本その他の国に死と病気をもたらす大会となるかも(4月12日)。
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転載:荒谷卓著「守るべき日本」:対米関係をみれば主権が守られていないのは明確だ。 グローバリストに国家の境界は存在しない。平気で自国民を犠牲にし、中国だろうが北朝鮮だろうが使えるものは利用する。メディアを使って当たり前のようにフェイクを流す。
コメント
二階は「1+1=2」と述べた。
日本国内では直ぐにこの発言を否定する動きが出、二階も「1+1=5かもしれない」と釈明し、国内的には火消しに成功した。
ただ、世界各地のメディアは透かさず二階の「1+1=2」を報じている。
必死の火消しの動き-
自民幹部:「1+1=2」でなく、「1+1=5」を強調。
御用ジャーナリスト:二階の「1+1=2」は本心でない。
DS子飼い知事:「1+1=5」を信じましょうというメッセージ。
醜聞塗れ会長:「1+1=5」を実感されている途中。
「1+1=5」なのか否か、国際的な関心の高さが浮き彫りになった形だ。
*
五輪利権塗れども&それとグルでしかない大手メディアのバカさ加減はどうだ!
二階氏はアドバルーン上げたんだろう。その後、黙ってりゃ、いいのに、いつもの通り、後で、真意が伝わってないみたいなことをいう。これだから、駄目なんだよね。
日本の保守系は維新以降ざっとなぞってみても、白旗を上げられない遺伝子が濃厚なんですよ。1945年もそうだった。
昔、陸軍士官学校で作戦要務令の講義をしっかり受けた私の叔父さんが私にその中の一つとして「右に行くか左に行くか分からないときはすかさず右か左か決めて部下を引率する」というのがあると教えてくれたのを今私は懐かしく思い出します。最前線では、隊長がもたもたしてると、部隊全部が全滅する、のです。
オリンピックは3か月後。どっちかに号令を出すべきです。ワシントンに行って、バイデンとかにゴマする時じゃないんだよね。そう思いませんか。
北京五輪ボイコットの動きが急激にすすんでおり、東京五輪が「コロナで」中止になれば、北京もボイコットで中止に追い込まれたとしても、「コロナで中止にした」という形にしやすいだろう。すなわち、二階氏の発言は、中国をおもんばかった(もしかしたら意を通じた)観測気球だとみている。
さて、東京五輪の開催決定権者の机のうえには、決断に必要なすべてのデータがあり、あとは決断だけだろうとおもう。わたしはどっちでも支持することにしている。
そのうえで少し発言するなら、
ガーディアンのいう「五輪がパンデミックを一段と悪化させる危険」については、外国からの選手・コーチ・そのほかの関係者については、五輪委員会がそれなりの基準を示し、各国が責任を持ち、一般の日本人とはいっさい接触させないという感染対策で、しのげるとおもう。
問題は日本国内のほうで、最近の状態を見ると、日本人も含めいっさい無観客にするだけでなく、東京の街頭や店の中に今以上の人出を絶対に増やさない、といったようなことが必要だとおもわれる。
しかし、そういうオリンピックが楽しいだろうか? わたしは、感染の蔓延よりも、そっちのほうが気になる。ただでさえ、各国の選手選考は困難を強いられ、選手の練習も十分でないであろう。そうすると、いかにも盛り上がりのかけるオリンピックとなるのではないか。それでもやる意味をどこに求めるか。
一方、NYTのいう「今や五輪全体を終える時になった」という議論には、わたしはかなり以前は賛成であった。いま考えなおしているのは、このところパラリンピックの一定の成功をみたからだ。障碍者スポーツを振興させるためには、世界選手権などではダメだった気がする。五輪が必要だった気がする。
(ID:18367902)
二階幹事長は、オリンピック開催の主役プレイヤーではない。縁の下の力持ちである。オリンピックを主宰する政府を支える人である。
老獪な政治家が、己の分を知らないわけがない。国内的にも国外的にも開催に対して疑義を抱いている人が多くなっている。
積極的に賛成・反対をする人を国内外あぶりだそうとしたのでしょう。意図が分かっており、国内はともかく海外は安易な反応はしないでしょう。特に各国政府は口を紡ぐでしょう。
口をつぐめば、日本の開催はコロナの拡大の程度にもよるが、開催方向を目指すのでしょう。二階幹事長発言が成功したとみなしえる。