1:今日、米国の主導の下に、対中関係で(ウイグル)人権問題が最重視されている。
2:そして、この傾向は今日の西側外交政策の基調となっている。
これは、次の報道に見られる。「米とEUが対中制裁決定 ウイグル人権問題で歩調そろえ」(毎日新聞)
欧州連合(EU)と米国は22日、中国政府が新疆ウイグル自治区の少数民族に対し人権侵害行為を続けているとして、中国当局者らへの制裁発動を決定した。EUが中国当局の責任を問う制裁を発動するのは、1989年の天安門事件を巡り前身の欧州共同体(EC)が武器禁輸などを科して以降初めて。英国やカナダなども同日、同様の制裁を発表しており、欧米主要国が対中圧力で足並みをそろえた格好。
EUが制裁対象としたのは、自治区の副主席で公安トップの陳明国氏ら4人と1団体。EUへの渡航禁止や資産凍結が科される。EUは、陳氏らが少数民族ウイグル族に対する監視や拘束を行い、「深刻な人権侵
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米国国民の中国評価:中国の力、影響力の制限を優先、全体48%、共和党支持者63%、民主党支持者36%、「経済関係強化を重視。その際には人権問題を取り上げない」ー26%、 経済関係が悪くなっても人権問題を取り上げる―70%。人権が今最大の関心20%。
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米軍、日本海を「東海」と表記 北ミサイル声明で。韓国の対米働きかけを甘く見るべきではない・竹島では1951年ラスク長官発韓国大使宛書簡に韓国領ではないと明言したが、2008年ブッシュ大統領訪韓時に、連邦地名委員会が名称を「独島」、韓国領とした。
コメント
藤永茂氏ブログ(私の闇の奥)に記された「ハイチは今なお重い苦しみの中に(1)」
https://blog.goo.ne.jp/goo1818sigeru/e/84b59e72450e9b8b811de717a2279bf3
その冒頭-
「米国という国の、あるいは米国を支配している権力の、真の姿を見据えることは、日本の存亡に関わる重大事です。そして、それを行うのに最適の場所はハイチだと思います。」
記事で紹介されている下記動画は日本人必見だ-
Haiti's Century of US Coups, Invasions & Puppets
https://www.youtube.com/watch?v=KaD8KbGtxIw
日本の支配構造と同じものが身も蓋も無い形で教えられる。
> テロリスト殺害時に一般人が巻き込まれるのもやむなしとしている...口実の下にである。
米国こそが「テロ国家」ということだ。
> 韓国の朴政権(父)、イランのシャー、シリア、東欧。「人権」を攻撃時の道具にしている事実に目を向ける必要がある。
米国はラ米でも幾度も同様にやってきたろう。こうしたことは、今日日 世界中の誰もが知っている。
だが、孫崎さんのような米国批判を決して日本のマスコミは出さない。それは米国への「忖度」などという生温いものでない。日本のマスコミは、もはや米国(DS)の完全支配下にあると見做すべきだ。
ルール一般にいえることだが、「人権」も、いったん確立してしまえば、それを根拠に他者を攻撃する道具となる。最近も、森元総理は「女性蔑視。女性の人権に配慮しなかった」としてさんざん叩かれ、辞任においこまれた。叩いたヒトビトが本当に女性の人権に配慮しているヒトビトかどうかはそこでは問題にされない。
そして一方、「罪なき者だけがまず石を投げよ」の ヨハネ福音書のルールも、確立したルールであり、それを根拠に他者を攻撃する道具となる。
さて、米国が「他者を攻撃する道具」として「人権」を使ってきたことは、もちろん間違いない。しかし、「罪なき者だけがまず石を投げよ」が「米国を攻撃する道具」として使われていることもまた間違いない。
「人権」派と「罪なき者だけがまず石を投げよ」派が空中戦を続ける結果、確実に言えることは、ウイグル人の人権状況は置いてけぼりだということだ。
ウイグル人の人権状況は、自分で調べて考えて自分の倫理観で判断を下せばいい問題だ。つまり、それは判断者各個人の倫理的な問題だ。中国を批難したうえで、さらに米国の所業に対しては米国を批難しても、その個人の内部に本来なんの矛盾もない。
個人の倫理的判断の領域にまで米国がどうしているかが気になるというのは、「罪なき者だけがまず石を投げよ」派がいかに生涯を通じて米国に影響されていたか、その知性、感情のすべてに米国が及んでいたかを証明している。倫理的判断の根拠にまで米国が居るなど、哀れなものだと感じる。
皆さんの投稿は実に勉強になりました。こちらと櫻井ジャーナルとを半信半疑で読んで実にマスコミ報道に自分の友人、同級生の女性、弟と反中、親米に洗脳にされている人がほとんどで、反中の洗脳が今後の日本政治の行方をどう左右するか危惧しています。
冷戦終結後、ユーゴスラビアの指導者は悪者扱いにされ欧米の空爆でユーゴは解体、イラクのサダムは悪者扱いにされイラクは国自体が滅亡、リビアのカダフィは悪者扱いにされカダフィ惨殺、リビアは国が滅亡で戦国時代へ、中国は香港やウイグルの扱いで悪者扱いにされ最終的にユーゴなどのように中国の解体を行い、欧米を根城する国境なき巨大資本が支配下に置こうと狙っていると冷戦終結からの歴史の経過を見ると解ります。
自分としては欧米が巨悪、中国は小悪にしか見えないですが、自分の身近な人は中国は巨悪、欧米は正義のミカタとなっている人がほとんどではないかと思います。懸念しています。昔、日米戦争に突入した当時と同じく、マスコミの罪深さを感じます。
(ID:56645307)
トランプの「アメリカファースト」は、他国の人権を重視するよりも、軍事・安全保障面での孤立主義(紛争介入への反対、在外米軍の縮小など)と経済・貿易面での保護主義(高関税政策の多用など)を柱とするものだったが、伝統的に民主党政権は、「人権、自由、民主主義」を守るためなら他国の政治に介入し、ときにはその政権を倒すという価値観外交をとってきた。バイデン政権はその伝統に戻った。