A読売:緊急事態解除 リバウンド回避へ警戒怠るな
1:判断の評価:首相は、新規感染者数や病床使用率などの指標が最も深刻な「ステージ4」の水準から脱したことを、宣言を解く理由に挙げた。
 1都3県では、新規感染者数が横ばいか、むしろ増加傾向の自治体もある。繁華街の人出は増えているという。緊急事態が長期化し、国民が宣言に慣れてしまったと指摘する声が出ている。
 首相は、さらに継続しても効果は乏しいと判断したのだろう。
 医療機関や高齢者施設では、クラスター(感染集団)の発生が相次いでいる。変異ウイルスの感染もじわじわと増えている。
2:今後への提言
 大規模なPCR検査が不可欠だ。繁華街などで検査を繰り返し、感染拡大の予兆を把握してほしい。
 従来の延長線上の施策では、感染が再拡大するリバウンドは避けられまい。
 病床の確保は進んだのか。
 変異ウイルス対策、実際に機能しなければ意味がない。政府は、自治体と協力