私達は、しばしば怒る。多くの場合、怒る理由がある。かつ、多分怒ることが正当化できる。
私達は一人で生きていない。人々の間に生きている。この中で、人々は人間関係のあり様を決める。時に法律という形をとることもある。組織の掟であることもある。道徳と呼ばれるものもある。こうした規律に従って人は生きている。だが時に、こうした規律に反する行動をとる人に遭遇する。「自分はしっかり規律を守っているのに何だ」という気持ちが出る。そして多くの場合、規律を破る者は、被害を受ける者より強い立場にある。少なくとも規律を守らない者はおおむね、破って関係が壊れても被害はない、少ないとと思っている。
怒りの原点に「自分が“不当に”害を被った」との認識がある。
まず第一に“不当に”がある。この“不当に”は何も法律違反に限らない。親子関係や、夫妻関係でも約束事がある。互いに約束したこともあるだろうし、世間一般に容認され
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戦略⑤「ウェストファリア条約体制」という概念:最後の宗教戦争(プロテスタント対カトリック)で正義を貫く事より犠牲の大きさを考慮し戦わない枠組み作り、これが第二次大戦後国連憲章に引き継ぐ。だが米国はブッシュ(子)政権後、自己の正義のために軍事力使用。
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コメント
思い出すのはトルコがシリア領内でロシア連邦の
戦闘爆撃機を撃墜したときのことです。
あのときプーチンの報復は必至とみられていました。
わたしもそう思いました。
米国ならば即座に当該機の所属基地くらいを猛爆
したでしょう。
それはもう条件反射的に。
あのとき米国は戦争を恐れて現地司令官が、これは
トルコとロシアの限定的なトラブルでNATOが関わる
マターではないと言い放ったのです。
事件が起きてすぐエルドアンはヨーロッパに飛んで
NATOに泣きつきました。
あのときプーチンは経済制裁にとどめ軍事報復はしませんでした。
すごい。
あの事件ははっきりその後のトルコとNATOの関係を変えました。
離反の方向に。
トルコがNATO規格の兵器システムをロシア製の対空ミサイルに
変えるなど、あの事件がなければ決してなかったでしょう。
トランプはそれに怒ってトルコ制裁。
プーチンの大勝利。
怒りをコントロールできたが故に。
彼は第三次世界大戦の芽を摘み全世界から感謝されても
いいはずですが、もちろん西側マスコミはそうはしない。
いつだってブーチンは悪者でなくてはならないから。
ロシア連邦は優れた指導者を持っているようです。
主題から外れますが、あの事件のとき米国NATOがトルコに対して
とった冷酷な態度は日本はぜひ覚えておかねばならない。
ロシアと戦争をする気など加盟国のどれ一つないのです。
イスラム教徒の跳ね返り行動のために。
日米安保など米国にとってNATOよりはるかに重要度は低い。
簡単に破ります。
かつてタイにも破りました。
エルドアンはあのときトルコがロシア連邦にとっての敵対
軍事ブロックに加入するよりもロシアと親しくしたほうが
自国の安全により多く寄与すると学んだのかもしれません。
(ID:55844279)
怒りには、私憤と公憤があります。公憤は先延ばしできません。今の政治に対する怒りを先延ばしすれば国民は殺されます。皆さん、大いに怒りましょう。失礼しました。