思い出すのはトルコがシリア領内でロシア連邦の 戦闘爆撃機を撃墜したときのことです。 あのときプーチンの報復は必至とみられていました。 わたしもそう思いました。 米国ならば即座に当該機の所属基地くらいを猛爆 したでしょう。 それはもう条件反射的に。 あのとき米国は戦争を恐れて現地司令官が、これは トルコとロシアの限定的なトラブルでNATOが関わる マターではないと言い放ったのです。 事件が起きてすぐエルドアンはヨーロッパに飛んで NATOに泣きつきました。 あのときプーチンは経済制裁にとどめ軍事報復はしませんでした。 すごい。 あの事件ははっきりその後のトルコとNATOの関係を変えました。 離反の方向に。 トルコがNATO規格の兵器システムをロシア製の対空ミサイルに 変えるなど、あの事件がなければ決してなかったでしょう。 トランプはそれに怒ってトルコ制裁。 プーチンの大勝利。 怒りをコントロールできたが故に。 彼は第三次世界大戦の芽を摘み全世界から感謝されても いいはずですが、もちろん西側マスコミはそうはしない。 いつだってブーチンは悪者でなくてはならないから。 ロシア連邦は優れた指導者を持っているようです。
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孫崎享チャンネル
(ID:21835634)
思い出すのはトルコがシリア領内でロシア連邦の
戦闘爆撃機を撃墜したときのことです。
あのときプーチンの報復は必至とみられていました。
わたしもそう思いました。
米国ならば即座に当該機の所属基地くらいを猛爆
したでしょう。
それはもう条件反射的に。
あのとき米国は戦争を恐れて現地司令官が、これは
トルコとロシアの限定的なトラブルでNATOが関わる
マターではないと言い放ったのです。
事件が起きてすぐエルドアンはヨーロッパに飛んで
NATOに泣きつきました。
あのときプーチンは経済制裁にとどめ軍事報復はしませんでした。
すごい。
あの事件ははっきりその後のトルコとNATOの関係を変えました。
離反の方向に。
トルコがNATO規格の兵器システムをロシア製の対空ミサイルに
変えるなど、あの事件がなければ決してなかったでしょう。
トランプはそれに怒ってトルコ制裁。
プーチンの大勝利。
怒りをコントロールできたが故に。
彼は第三次世界大戦の芽を摘み全世界から感謝されても
いいはずですが、もちろん西側マスコミはそうはしない。
いつだってブーチンは悪者でなくてはならないから。
ロシア連邦は優れた指導者を持っているようです。